side廉
『れーんくん』
友達1.2「「!?」」
「え?なんで来たん?」
『え、何となく』
友達1「え...あの...」
『あ、申し遅れました。神楽悠月です』
友達2「うわー本物」
あ...取られる
そう思ったときにはもう遅かった
友達1「握手してもらっていいですか!?」
友達2「あとできればサインも!」
なんやねんこいつら...
俺にはサインはおろか握手も求められたことないのに←
『いいですよ?』
こいつらに対応するかぐもかぐや
一通り対応し終わると
『あの、今から廉借りていいですか?』
へ...?
友達1.2「「は...はい!!」」
『ありがと!』
その時に見せた笑顔でフリーズする2人
友達1「じゃあな永瀬!」
「おん」
『はい、廉行くよ!』
『じゃあね!』とあいつら2人にも律儀に挨拶して俺の腕を引っ張るかぐ。
俺の誕生日祝うために来てくれたんかな?
と、淡い期待をしながら、2人で歩く。
「なあ」
『んー?』
「なんで来たん?」
『え、紫耀の家で遊んでてさ。廉も呼ぶ?みたいな雰囲気になってん。やから代表して私が来た』
「え、代表して...?」
『あー、うん。6人で遊んでて』
え、待ってや
俺って仲間外れにされてる?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!