side永瀬
「かーぐ」
『なに?』
「呼んだだけ」
『なんやそれ(笑)』
かぐのお腹に腕をまわしてさっきよりもぎゅっ抱きしめる。
そして首筋に顔を埋めて・・・。
『?・・・っい!』
「・・・」
『おまっ・・・まさか・・・!』
「・・・どしたん?顔真っ赤やで?」
『・・・ふっざけんな!』
首を手で押さえて真っ赤な顔で俺を睨む。
首を押さえる手を掴んで指を絡めてまた抱きしめる。
かぐの首筋にふんわり色づく赤い跡。
『変態永瀬』
「なんとでもいえ。男はみんなこんなもんや」
『アホ。ファンの子に殺される』
「大丈夫やって。かぐれん推し多いから」
『・・・そういう問題じゃないやろ』
「いーや。大丈夫やね」
『そんな自信どこからくるんだか・・・』
すぐ消えると思うけど、ちょっと‥‥優越感はあるよね。
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自担の妄想が広がりすぎてものすごく長くなってしまいました・・・
次から3年A組がはじまります!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!