帰り
「本当に無理!入学早々先輩たちに目つけられてるんだよ!?それで、生徒会に入ったらどーなることか、」
『けどー、お願いっ!』
「えー、」
平「海人あのこと言えばいいじゃん」
『あー、忘れてたw そのね、中学生の時もいろいろあったじゃん。俺がらみで、』
あー、中学生の時はにぃにの妹だからって言っていじめられましたーw
「あーね、」
『だから、その。あなたのかと心配だから、なるべく学校でもそばにいたいなーって思ったから、』
「にぃに優しすぎますな、じゃー入る、、!」
平「しゃぁぁぁぁあ!」
「え?」
『紫耀?』
平「あ、ごめん。なんでもねぇ、」
平「じゃー俺はここで。じゃーな。」
『ばいばーい』
「さよーなら」
「生徒会ってどんなことするの?」
『んーと、あなたは何にもやらなくておっけー!』
「へ?」
『ずっと、おれのそばにいればいーの』
「そーですか。」
あの、カップルですか?
一応言っときますが兄妹です。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。