目を静かに瞑り
昨日のことを思い出す
┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈
gh「ねぇ…うっしー」
us「…ん?何ガッチさん。」
gh「その…あのさ……」
us「あ!ごめんガッチさん、電話きた。」
gh「ぇ…あ、そっか、うん」
us「ごめんねすぐ戻るから……あ、もしもしキヨ?」
申し訳なさそうに眉を下げる彼に小さく”気にしないで”と微笑んだ。
背後からパタンとドアの閉まる音がした。
gh ( うっしー‥最近キヨと仲良いよな。何話してんだろ… )
彼のことが気になり廊下に出て角にさしかかった時、
us「あぁ、うん。りょーかい、え?…それは‥」
gh ( …ん?何かうっしー困ってる‥? )
うっしー大丈夫?と声をかけようとした瞬間、愛しい人から零れた一言で動けなくなってしまった。
us「恥ずかしいからあんま言わせんなよ‥もちろん、好きに決まってんだろ。」
薄らと赤く染めた頬をぽりぽりとかきながら照れくさそうに彼は言葉を紡ぎ続けた。
us「ばーか。知ってるくせに言わせんなよ…聞かれたらヤバいだろーが。別れたらお前のせいだかんな、そしたら責任とれよ?(笑)」
………え?
┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈┈┈
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。