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🐰「お前の期待通りにしてやるよ」
冷ややかな目で私を見つめ、
強引に奪われた唇。
いつもの柔らかいキスとは比べ物にならないくらい
深く、快感に充ちたキス。
『……んぁ…ふ……はぁ…ん』
いくら快感でも、酸素がなければ息ができない。
苦しくなって、じょんぐく君の
大きな胸板を力なく殴る。
でもじょんぐく君にやめる気配なんてなくて、
ずっと私と舌を絡ませてくる。
『…んっ…じょん…ぐ、君……くる、し』
辛うじて声を出した、
倒れる寸前の私に気づいたのか、
じょんぐく君はハッとして
私から唇を離した。
私の唇と、じょんぐく君の唇を繋ぐ、
銀色の糸。
🐰「ははっ、えっろ」
🐰「そんな顔しちゃって……」
🐰「そんなに早くシて欲しいの?」
片方の唇をフッと歪ませて
私を見つめるじょんぐく君。
別に意識なんてしてないけど、
じょんぐく君が言うに私は今
" とてつもなく欲しい顔 "
をしているらしい。
『別、に……そんな、つもり……』
🐰「じゃあさ…?」
『…きゃっ、』
🐰「俺が今から何しても、文句言うなよ?」
一瞬でベッドに押し倒されて、
深く沈められる。
チロっと舌を出して唇を舐めたじょんぐく君は
………正直怖かった。
『…い、や……』
🐰「は?」
『…じょんぐく、君、……怖い、』
🐰「今更何言ってんだよ」
🐰「俺をこうさせたのはお前。」
その言葉にどっと涙が溢れた。
そうだ、私が悪いんだ。
私がじょんぐく君を変えてしまった。
なのに今更怖いだなんて。
最低だ。
『……うっ、ぅ……ごめん、』
『ごめんなさ、い……じょんぐく、君……』
🐰「泣くなよめんどくせぇ」
🐰「その涙が消えるぐらい」
🐰「俺が快感で満たしてやるから」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。