あなたside
今日はデビュー曲会議!!
はりきっていこー!笑笑
『おはようございます!』
海人「おはよ!」
『あれ?まだみんな来てないの?』
海人「いや…来たんだけど……」
『ん?なんかあったの?』
ガチャッ
廉「もう知らん!って言うてるやん!」
玄樹「廉…………1回落ち着こ?」
廉「落ち着くために戻ってきたんやん!あいつの顔なんて見たくないわ!」
『え……………………』
玄樹「あ、あなた……おはよ」
『廉…………どないしたん?これから会議やろ?何があったんか知らんけど、1回落ち着けや!』
廉「落ち着こうとしてるやんか!何も知らんくせに話しかけんといて!」
『じゃあ、なにしよったんか教えてよ!』
廉「ぜ……ぜんぶなぁ!お前のせいや!!お前さえおらんかったら………………、おらんかったらなぁ!こんなことには、なってへん!」
玄樹「廉!あなたは何にも知らないんだから、ちゃんと伝えてあげないと!」
『玄樹は黙ってて。』
玄樹「え、」
『わたしのせいなんやな?わかったわ。いいよ、わたし、事務所辞める。これでええやろ?ええんやね!?』
海人「あなた………」
『ごめん。わたしが女だから、邪魔なんやろ?最初からさ、言っとけよ!』
ドンッガチャッ
__私はこう言い放って、部屋を飛び出した。
続く
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。