廉side
さっきからあなたが見当たらん。
どこいったんねん!
さっきレッスンの時に
先生に怒られとったからな、、、
優太「みんな!あなたいた!」
海人「どこに!?」
優太「屋上!」
紫耀「はよ行こ」
悲しんでいる時。
困っている時。
悩んでいる時。
たいてい、1人で泣いとるあなた。
岸くんは一番に見つけ出して、
それを聞いた紫耀は誰よりも先に
あなたの元へ行く。
紫耀はあの日、
約束したから、
あなたを守るって。
誰と約束したか、やって?
康二くんや。
でも、紫耀はその約束をしたことを
誰にも言わん。
もちろんあなたにも。
そこが紫耀の良さやと思う。
おれがなんで知っとるか?
2人のやり取りを聞いてしまったんよ。
あれは今でも覚えとる。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。