放課後あたしは言われた通りに昇降口に居る
りゅうまもまだ来てないみたいだった
なんだろう。
あたしは怪盗で、りゅうまは暗殺者。
協力することがあるのかすら分からないけど。。。
ぱたぱた
足音が聞こえた。
しゃがんでいた所から立ち上がった
すると…
すごく満面な笑みで駆け寄ってきたのは、ゆきとだった。。
りゅうまは頭のところで手を組んで聞いている。
りゅうまもどうしてこんなに突っかかるんだろ?
聞くべきなのかな。
そりゃそうだ。
しかもなんでそんなこと言っているんだろう。
まさか!暗殺のターゲットがゆきとになっちゃったの?!それとも依頼したの?
どっちにしろ、いろいろとやばい気がする。。。
りゅうまの暗殺はいつも金持ちで、人を奴隷のように扱う人を狙うはずなのに。。。
どうしよう。
そうなったらやばいよね。
どうすればいいの?りゅうまを止めたら、りゅうまが怒られるし、ゆきとが殺されちゃったら。。。。
前を見るとこのはとさつきは昇降口を出ていた。
少し後ろにはゆきともいる
あたしがいいよと言う前に、りゅうまはあたしの手を握った。
一瞬だけだけど、りゅうまがゆきとのほうを見て、ニヤってしたのが見えた。
今までに見たことがない顔つきで。。。
話ってなんだろう。。。
それが気になりすぎていた…。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!