俺な?ずっとお前と婚約の話が出るの待ってたんだぞ?やっとのことでその話まで持ち込めた。なのに。なのに!お前は喜んでもない!
なんだ?あいつか?あの転校生か?あいつのどこがいいんだよ!
落ち着いて。あの人のことは…
落ち着けるかよ!
どうして?なんでこうなっちゃったの?
りゅうまはどうして?
じゃあ落ち着いたら話聞いてくれるのか?
うん。
聞くから。ね。とりあえず座ろ?
わかった。
その代わり驚くなよ。それと、怖がるなって言うのは無理かもだけど、でも、怖がらないで聞いて欲しい
うっ。うん?
りゅうまが落ち着くまで待つことにした。
なんの話しになるのかな。
あたしなにかしちゃったのかな。
じゃあ話し始めていいか?
うん
あなたも知ってるように俺は暗殺者だ。
人だって何も考えずに暗殺できる。それってほかから見たら怖いことだろ?でも、俺も時々思っちゃうんだ。なんで何も考えずに出来ちゃうんだろうって。俺も俺が怖い時がある。
うん。
そんな悩みを持ってたんだ。
はじめて知った。
そう思ってるのに、時々俺が俺じゃない時があった。あなた近くに男がいることだった。
さつきのこと?
さつきは別だよ。
俺と出会う前からこのはと婚約してるからな。
そっか。
うん。だから別の男。
気づいてないかもしれないけど、あなたって相当モテるんだよ。
中学じゃだいぶな男からあなたの名前を聞くことが多かった。
そうなの?
知らなかった。
そりゃそうだろ。あなた自体男に近づかなかったろ?
まぁそーだけど。。。
それで、俺のクラスでもよくあなたの話で盛り上がってるのを聞いて、イラついてた。
1人が告白するって聞いた途端いても経ってもいられなくなったことがあったんだ。
だから、俺はそいつを呼び出して、諦めてくれって言ったんだ。だけど、諦めてくれないから、ちょっと喧嘩しちゃったことあった。
え?大丈夫だったの?
俺だよ?負けるわけないよ。
そーだけど。
まぁ。やばいなって時はあったけど、でも、正直俺のあなたなのにってずっと思ってたんだ。俺の方がずっとあなたの近くにいたのにって。それが頭から離れなかったから勝てたのかもしれない。
そうなんだ…。
聞いてるのも心苦しくなる
そんなこと考えてくれてたのかと思うと。。。
だから、今回もあの転校生があなたに近づいてるって聞いていても経っても居られなかった。
ごめん。怖かったろ?
ううん。
そんなことないよ。
そんなこと考えてたなんて思わなかった。
けど、やっぱりゆきとが狙われてるのは確かだな。
1回あの転校生のこと暗殺することも考えた。
あんなだいたい的な宣言されちゃな。
ははは。。
けど、大丈夫だよ。
俺、あいつに負けないようにするな?
けど、あいつには取られたくないな。だってあいつ…。
そのあとの言葉は思い出したくなく、耳を塞ぎたくなる言葉だった。。。。
Continued next
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!