第3話

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2018/12/13 01:46
璃斗
ちーっす、かな。
この後暇なら駅前のカフェよんね?
寿 叶斗
寿 叶斗
カフェ?なんで?
俺は寿叶斗
準備が終わり帰ろうとしてたらりーに声をかけられた
璃斗
俺の兄ちゃんからそこの割引券もらってよ
だから誘ってみた
ふーん
そいうことか
寿 叶斗
寿 叶斗
いいよ
行くか
璃斗
マジ?!じゃあしゅっぱーつ
子供みたいなことを言ってる奴が璃斗りいと
小学校からの腐れ縁
俺は名前が長くて呼ぶのがめんどくさいからテキトーにりーって呼んでる

あっちはかな。
女っぽいからやめろって言ってんのにやめねーんだよな

あいつ

靴を履き替え、うるさいやつを無視しながら歩いていると案外近かったのかすぐに着いた
寿 叶斗
寿 叶斗
ここ?
璃斗
そー!
中に入ると予想してた黄色い声
Princeだって
何その呼び名

俺をみると女達はきゃーきゃー

でも、1人だけ俺に興味を持たない奴がいた

俺の事を知らなかったらしく連れに聞いてた
璃斗
な、あの子
南高の水奈月あなたじゃん
寿 叶斗
寿 叶斗
は?知ってるの?
璃斗
知らない方がおかしいぜ?
可愛いって有名だぞ
へぇ…
璃斗
しかも男に興味ないんだと
寿 叶斗
寿 叶斗
あぁ、そう…
面白いじゃん…
女にキャーキャー言われるのも苛立つが俺に興味がないのもイラつく

水奈月あなた

お前は俺が落としてやる

覚悟しとけ

ゲームスタートだ

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