あなたside
何分間か他愛もない話をしてた頃
錆「ここが俺達のアジトだ。」
義「あなた、失礼する」
あなた「へ? って わわっ!何するんですか!?」
私は冨岡義勇に横抱き(お姫様抱っこ)された。
義「もしかしたらあなたが逃げるかもしれないから」
あなた(っ!!そうだった!!この人達の話が楽しくて忘れてたけど、十二悪月のアジトが分かったんだから、早く戻って皆に知らせなきゃ!!)
その時何も見えなくなった。
錆「すまないが、目隠しをしてもらう」
私は、そのままアジトに連れていかれた。
そしたら、
??「おっ!なんだ?冨岡、鱗滝、派手に誘拐か?」
義「違う、あなただ。」
??「そうなのか… ってえ?!お前あなたなのか?」
あなた「 ビクッ 」
錆「おい、宇髄うるさい。あなたが怖がってるじゃないか」
宇「わりぃ、わりぃ」
義「後で(会議の時に)紹介する」
錆「会議の時に紹介するらしいぞ」
宇「お前ちゃんと喋れよ。伊黒にネチネチ言われるぞ。不死川だったらブチ切られるぞ」
義「悪い。ちゃんと喋ってる(つもりな)んだが」
宇「だから喋れてないんだよ!というかもう喋るな!!イライラする!(-_-#)」
あなた(宇髄……伊黒……不死川……やっぱりこの人が言うとなんか懐かしい…
それにこのやり取り聞いたことある)
義「あなた、降ろすぞ」
スタッ
あなた「えっと…目隠し取って良いですか?」
錆「あぁ、いいぞ」
スルスル
あなた「えっ!わぁぁ!!とっても綺麗……!」
義「ここがあなたの部屋だ」
あなた「えっ!良いんですか!?こんなにも広いお部屋を…」
錆「あぁ、あなたの為に作った部屋だからな」
あなた「えっ!あ、ありがとうございます…?」
錆「なんで疑問形なんだ」
あなた「わかりません!」
義「フッ あなたは昔から面白いな」
あなた「そうなんですか?」
義「あぁ、ホントに面白かったぞ」
錆「あ、そうだ。あなた、後で会議があるんだが来てくれないか?」
あなた「え、何でですか?」
義「皆に紹介するんだ」
あなた「まぁ、はい、良いですよ」
錆「皆を驚かせたいから、かごに入っててもらえるか?」
あなた「え"、殺しませんよね?」
義「フッ あぁ、ここにいる奴らは絶対に誰もお前を殺さない」
あなた「分かりました」
錆「後敬語を外せ」
あなた「わ、分かった」
錆「よし、後は時間まで自由にしていいぞ」
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はい!切ります!!
さよなら!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!