しばらくしてからの事。ある日、謎留の父と母は
謎留に少しの間だけ家の留守番を頼み、車で
料理の食材を買いに行った。
そこで対向車にぶつかり、交通事故に巻き込まれてしまった。2人は、運悪く即死。
ぶつかった車の運転手は、
飲酒運転をしていたのだ。もちろん、
その運転手は逮捕されたが、失われた2人の
命は決して戻ってこない・・・
その頃、謎留は
「それにしても遅いな~。どうしたんだろ?」と、何も知らずに待っていた。
だが、謎留の両親が死んでしまった事は、後に親戚から聞かされた。
謎留は、何日も何日も、泣き叫び、悲しんだ。もちろん、
両親が死ぬ原因にもなってしまった〝酒〟も
「大人になっても絶対飲まない」と決めた。
それから、謎留は、両親の死を謎留に教えた親戚の夫婦の家に移り住み、その親戚の夫婦に育ててもらう事となった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。