第2話

救命センターって忙しい
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2021/07/01 11:01
1週間後。

白石「今日から新しくメンバーが増えます。みなさんの同期です。」

横峯「誰だろ?」

灰谷「男の人かな?女の人かな?」

名取「興味ない。」

白石「……では、入って来てください。」

私「はい。はじめまして。白鳥ゆりです。今日から宜しくお願いします。」

白石「じゃあカンファレンス始めようか。……………………………では、今日も宜しくお願いします。」

そんなこんなで始まった1日だけど初日から飛んで飛んで救急対応してヘリ要請が4件、白車が6件ととても忙しすぎたけどやりがいのあるところだなと思った。

名取「なあ、お前なんでヘリに乗れるんだ?」

私「えっ?」

名取「フェローなのに初日からヘリに乗れるなんておかしいんじゃね?」

私「そうですか?私はフライト……」

横峯「ねえねえ白鳥先生。若く見えるけど何歳なの?」

私「20歳です。」

横峯「えっ?年下?」

灰谷「年下で初日からヘリに乗れて凄いね。」

私「あ、ありがとうございます。」

緋山「あ、いたいた。これから指導医発表するみたいだから医局来て。」

私「はい。」

私を含め、横峯先生、灰谷先生、名取先生は緋山先生に連れられ医局へ向かった。

緋山「白石。連れてきた。」

白石「緋山先生ありがとう。じゃあ指導医発表だけど横峯先生には藍沢先生が。」

横峯「宜しくお願いします。」

藍沢「……………。」

白石「灰谷先生は私が。」

灰谷「は、はい。宜しくお願いします。」

白石「うん。じゃあ次は名取先生。名取先生は緋山先生が。」

名取「よろしくでーす。」

緋山「はい……」

白石「白鳥先生には藤川先生ね。」

私「藤川先生、宜しくお願いします。」

藤川「宜しくね~。」

白石「で、最後に雪村さんは冴島さんと。」

雪村「宜しくお願いします。」

冴島「任せといて。」


白石「それからさっき、白鳥先生にヘリに乗れるなんておかしいんじゃね?って言ってたみたいだけど…」

名取「なんすか?」

白石「白鳥先生はフライトドクターの資格を持ってるから初日からヘリに乗ることが出来たんだよ。」

名取「は?」

私「すいません。私、外国のと日本のとフライトドクターの資格あるんです。」

名取「なんだよ!それ!」

横峯「白鳥先生やっぱり凄いね。」

灰谷「白鳥先生のこと年下だけど尊敬します。」

私「あ、ありがとうございます。」

名取「チッ!」

藍沢「それと白鳥はオペの技術もピカイチだ。」

名取「あっそ!」


そして名取先生は医局を出ていってしまった。
完全に私のせいだよね……。

そういえば白石先生と冴島さん、私の両親の同僚だったあの2人の男性の娘さんなのかな?

ただ苗字が同じだけかも。


こうしてとりあえず長い長い1日が終わった。

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