第56話

昔話おわり!
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2020/03/13 12:18
『…とまぁ、こんな感じかな』

おとがその守沢先輩という人とのお話を話終えると、1限目の始まりを知らせるチャイムが鳴った



『わ、ごめんねハル。授業遅れた』


なにかを誤魔化すように笑うおと
でもそれはどこか寂しい笑顔で

ハル「笑わないで」
そう言ってもう一度、ぎゅっと抱きしめた


ハル「…無理に笑わないでよ。俺の前でくらい」

『っふ、うぅぅ…っ、』
今まで我慢してきたのだろう。
その言葉をしきりにボロボロと涙が溢れている


『っ、わたしはっ、しんっじてたのに…
やっと、幸せになれたとっ思ったのに…
ちあきはっ、!信じてくれなかったっ!
あんなに一緒に笑ったのに
わたしが1番に助けを求めたのはっ、
千秋だったのにぃ…っ』

ハル「うん、うん、いいよ。全部言って」
背中をぽんぽんと撫でながら優しく声をかける



……俺なら、そんな思いさせないのに。

おとが本気で傷付いているのにこんな事を考えてしまう自分が憎い


その後もおとほ泣き続けて結局1限目はサボってしまった


2限目から行くと鳴神や同居人のあんずちゃん等に心配された

それをみて、

おとがちゃんと愛されているのだと安心した反面、少し悔しくもなった

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