ハルside
心配だった
ずっと
おとの事が
呼び出しだったら?
殴られていたら?
募るのは不安ばっかりだった
でも良かった
ちゃんと居た
「おぉおぉおおぉとぉぉおぉお」
姿を見た瞬間抱き着いた
本当はお互いスキャンダルは困るのでこんな事はできないけど
今だけは許してくれるだろう
引き剥がされたけども((
おとがお弁当を食べようとマスクを外す
フードを被ってるから顔はあんまり見えないけど
それでも充分おとは綺麗なのだ
誰かがおとの綺麗さに気付いてしまったらいけない!!!!!!
だから屋上で食べようと誘った
てか連れ出した←
in屋上
扉を開けると同時に入ってくる風が気持ちよかった
ハル「っひょ〜!!きもちー!」
『うわさむ』
ハル「え?!丁度いいよ!」
『こちとら冷え性なんじゃ』
……やっぱりいつものノリで居てくれると嬉しいなぁ
こんなに冷たくするのは嫌いだからじゃない
俺を信頼してるから
なんでそんなに自信満々に言えるのかなんて決まってる
おれもおとを信頼してるから!!!
『にまにましないでキショい』
ハル「えっにまにましてた?!」
『それはもう』
おととご飯を食べていると
屋上のドアがガチャりと開いた
あんず「あ、おと!…と、転校生くん?」
入ってきたのは茶髪の女の子
まってこの子もしかして嵌めたやつ???(違う)
だとしたら1発殴ってやりたい(だから違う)
ハル「だれ?アンタ」
『いや、え、ちょなんでそんな喧嘩腰なの』
あんず「え、あの…その、、」
『ごめんねあんずちゃん、こいつちょっと感ん違いしてるっぽい』
ハル「……勘違い?え?」
『え?』
ハル「だってコイツがおとを嵌めたやつでしょ?」
『何言ってんの???』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。