今日はいつもみたいに
も無くて、
明日の君に
も言えない。
雨の日に死んだ君。
俺は、ただ、愛していただけなのに。
君とずっと笑いあっていたかっただけなのに
____息が苦しくなる。
どれだけ願っても想っても
君が戻ってくることなんて無くて
今はただ君の優しさに浸っていたくて、
触れる肌は冷たく
触れるたび、俺の心は溶かされてく。
伝わらない〝想い〟が
涙となって溢れ出て、
水たまりができそうなほどに。
そう言う俺の声は震えていて。
大好き、大好き、大好き。
もう一度君と話せるのなら
俺はなんだってするよ、
冷えた唇に口を重ね、冷えきった愛を感じ
幸せそうに眠る君に問いかける
答えは聞けないけど、
俺は、ほんとに
大好きだった、
愛してた、
この言葉しか出てこないよ、
棺の中に綺麗に収まっている、
涙で視界が滲んで、
整理できていない感情、
君と歩んで来た一つ一つの思い出。
あの日、君と誓ったよね。
守れてないじゃん、
心配どころじゃない、
狂った叫びが____。
それだけ君を愛していたんだ、
心の底から誠実に。
どんな時でも、ずっといつも、いつまでも
骨の髄まで愛してました。
明日の雨、傘を差しに行くから。
____待ってて。
(解説)
ちょっと意味わかんないから解説入れるね笑
いつもみたいにおやすみ、とおはようが言えないってことはじんたんはお家にいない。
そう、死んでいるから。
息が苦しくなる=辛すぎて過呼吸
死んだじんたんの肌は冷たくなってて、
でも触れるテオくんの心は久しぶりにじんたんに触れられて嬉しくて暖かくなっていって。
泣きすぎて、地面もびちょびちょで。
死んでしまったじんたんに最後となるキスを落として不確かな愛を確かめる。
幸せそうに眠るじんたんに答えるわけないけど自分の存在価値を確かめる。
棺桶の中で綺麗に眠るじんたんに語りかける。
「来世でも絶対にお前を見つけ出し愛してやる」
迷惑はかけても心配はかけるな。
前もそう言ったのに守りきれてない
守れなかった自分に後悔が残り
自分を責め立てるテオくん。
雨の日に死んだじんたん。
明日の雨傘を差しに行くから、待ってて
=自分も死ぬから天国で会おう。
ですね!わかりました?笑
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。