じんたん目線でっす!!
本編スタート!
その日は雨だった、
そのせいか頭痛と共に起きた。
なんとなくだるい。
水を飲みに立とうとしたがそんな力もなくベットに倒れてしまった
そう、俺はいつもテオくんに甘えてばっかだ
何をするにもテオくんが一緒じゃなきゃ嫌だし...テオくんは俺のワガママも何も言わずに聞いてくれている。
そんなテオくんが俺は大好きだ
いつもそんなことばかりかんがえてる
作戦成功だ、テオくんは俺が上目遣いでお願いするとなんでも聞いてくれる。
とことん優しい。そんなところも大好き
また甘えちゃってるなぁ..
テオくんは変わり者だ。
でもそんなところも彼の一つの長所だと思っている。
俺はそのまま深い眠りに落ちた。
ピピピピッ
アラームの音で起きる。
起きるとテーブルの上にはすりりんごがなかった。
その上テオくんもいない。
頭も痛くない、
俺はテオくんを探すため立ち上がる。
....返事はない。
いつもなら台所に立って朝ごはんを作ってくれているのに、
どーしたんだろ...
__プルルルルルル
電話だ、
最初の第一声からわかる元気のないみやの声。
今日はみんなどうしたのかな。
それと〝何時に〟って何か約束したっけ?
少し、笑いを含めて返す。
そう言われた瞬間全て思い出した__。
そうだ、今日はテオくんの命日だった。
俺の中に眠っていた思い出したくもない思い出が次々蘇ってくる。昨日のは夢だったんだ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
テオくんはいる、この世にいる。
今は俺の前にいないだけであってこの世のどこかでずっと生きてる。
俺はそれだけ言うと電話を切った。
あの日から一年、もうそんなに経つのか。
想いを伝えられないまま
あの日、
君を亡くした日から俺はなにか変われただろうか、
スカイピースとしての活動はリスナーさんにはなにも言わず中止している
俺はテオくんがいないと何もできない。
どんなに願ってもテオくんは戻ってこない、
優しい瞳も、
太陽のような笑顔も、
どんな時でも俺を安心させてくれた。
俺にはテオくんしかない、
俺の人生そのものがテオくんだったんだ
俺がワガママじゃなければ、
テオくんが優しくなければ、
今はただ、後悔が募っていく
無理やりにでも止めておけば良かったんだ。
テオくん寂しかっただろうな...
俺が病院についた時にはもうすでに死んでいた。
即死だったそうだ
あの日俺が放ったその一言で、
「お腹すいた」なんて、
その一言で当たり前の日常が消えた。
「なんか、買ってくるよ」
そう言って家を出たきり
君が二度と戻ることはなかった。
いもしない君に話しかける、
行き場のないこの感情はどうすればいいのだろう
最近はそれしか浮かんでこない
テオくんの分まで生きなきゃ
そう言ってきた一年間
正直もう精一杯だった
そろそろ限界がきたようだ。
台所にある包丁を手に取る
それを思いっきり自分のお腹に突き刺す
何度も何度も。
刺す度君の白い洋服が真っ赤に染まっていく。
意識が遠のいていく
今、言えるだけの愛の言葉を。
待ってて、俺もそこにいくから。
やっと、伝えれる
これまでもこれからもずっと変わらず
___世界で1番愛してる人。
リクエストお題の「バッドエンド」でした!
かけてる?バッドエンドなってる?
まぁいっか笑笑
難しぃぃバッドエンド難しぃぃ
書いてるとにいつもおもうよねほかの作者さんの偉大さが。
ではでは!
end。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。