第51話

身代わり(バッドエンド編)
2,214
2018/05/21 14:37

こちらは前々回のお話「身代わり」の
【バッドエンド】となっております笑

バッドエンド苦手な方は前回の
ハッピーエンドを読んでください笑


すっげぇ長いやばい長いうおおお

テオくん目線!
本編スタート!






はぁ.....。

さっきから胸騒ぎが絶えない




じんたんは戻ってこない____。




なんて想像しては後悔して、
テオくん
みや、じんたんは戻ってくるよな、?
みやかわくん
お前、聞くの何回目?
みやかわくん
戻ってくるに決まってんだろ?
テオくん
あっ、うん、ごめん。



何をしていても落ち着かない。


みやに確認してばかり



みやが分かる筈もないのに


みやだって不安なのに
テオくん
はぁ、

思わず溜息が漏れる





あと____。
テオくん
えっ、1分、!?



え、は、?


20時まであと1分、



えっ、ちょっとまって、
テオくん
みっ、みや
みやかわくん
なに?
テオくん
あと1分、、っ!
みやかわくん
え?あっ、
テオくん
玄関っ、行こう
みやかわくん
おう、


落ち着け、落ち着け。


大丈夫、じんたんは絶対



絶対に戻ってくる。



____ピピピピピピピピ




20時を知らせるアラームが鳴る



俺の緊張を掻き立てるように


慌ただしく色んな音が、



頭の中を駆け回っている。
みやかわくん
開けよ、?
テオくん
う、うんっ.......



________ガチャ。





















________バタンっ。
テオくん
なっ、なにあれじんたんじゃないっ


じんたんはどこ、?


あれは一体誰なの、?
みやかわくん
テオくんっ、もう一回確認しよ、?
テオくん
嫌だ、嫌だ嫌だっ、
テオくん
じんたんじゃないと嫌だっ、
みやかわくん
ごめん、奥の部屋行ってて、



嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ



あの時俺の視界に映ったのは












全身黒づくめのスーツの男だった


違う、間違ったんだきっと


じんたんは身代わりに失敗して


誰か失敗した人の家と間違ったんだ





うん、そうだ、きっとそうだ



いや、絶対そうに決まってる。



___コンコン。

みやかわくん
テオくん、?
テオくん
なっ、なに?みや!
みやかわくん
ちょっと話があるんだけどいい、?
テオくん
いいよ、!なに?
みやかわくん
あの、じんたんの事だけど、
テオくん
うん、!


ドクンッ
みやかわくん
じんは____、


ドクン





ドクン



ドクン____。


みやかわくん
身代わり、せっ、成功らしんだっ、


























え、?
テオくん
え?笑
テオくん
何言ってんの、?
テオくん
じんたんは帰ってくるじゃんっ、!!!
テオくん
みやまで嘘ついて、酷いっ、
テオくん
みんなじんたんがいないとかっ、ひど
みやかわくん
テオくんっ、、、!!!
みやかわくん
いい加減現実見な、?
みやかわくん
じんたんはっ、
みやかわくん
じんはっ、
みやかわくん
帰ってこないっ、


じんたんは帰ってこない



じんたんは、じっ、じんたんはぁ


かっ、かか帰ってこない、?
政府
すみません
テオくん
はっ、はい
政府
藤枝仁さんのお宅で間違いありませんよね?
テオくん
はい、そうです
政府
藤枝仁さんは残念ながら
政府
身代わり、成功です
政府
死刑執行まであと2日あります
政府
どうか、一緒に居てあげてください。
テオくん
あ、はいわかりました   


あと2日、2日でじんたんが、




こうしてはいられない

早くじんたんの所行かなきゃ、
テオくん
ごめん、みや俺行ってくる、
みやかわくん
えっ、ちょテオくっ、


みやの声を聞き終わらない内に


俺は玄関を飛び出した



さっき政府の人が言っていた



住所、そう遠くはない




走れば15分ではいけるだろう、





死ぬもの狂いで走った
テオくん
あったっ、


ここだ
テオくん
よし、


建物の中に入る
テオくん
じんたーんっ、
テオくん
じんたんっ、、
妖精
藤枝仁さんをお探しでしょうか、?
テオくん
そうですっ、そう、!
妖精
こちらです、





あっ、
じんたん
テオくんっ、!
テオくん
じんたんっ、
テオくん
なんで、?なんでじんたんなのっ、
じんたん
テオくん落ち着いてっ、
テオくん
落ち着けるわけないじゃんっ、!
じんたん
テオくんっ...、


だめだっ、



辛いのはじんたんの方なのに、
テオくん
ごっ、ごめん、
じんたん
大丈夫っ、
じんたん
とりあえず、入って、?


そこは鉄の棒に囲まれた部屋だった。



悔しい、じんたんは何もしてないのに、




なんでこんなところにっ、
じんたん
テオくん、
じんたん
ごめんね、俺選ばれちゃったみたい。
ギュッ



もう二度と離さない、


絶対に、離さない
テオくん
じんたん、好き
テオくん
大好きだよ、
テオくん
俺が悪かったの、?
テオくん
戻ってきてよ....、
じんたん
テオくんっ、
じんたん
俺も大好きっ、愛してる。


今この時、


普段口にしてる


〝愛してる〟



とは価値が違くて




重さが違くて、




そう思うと涙が溢れて止まらない、
テオくん
俺じんたん無しじゃ生きられない、
じんたん
だめだよ、テオくんはちゃんとっ、
じんたん
スカイピース続けてっ....
じんたん
もっと大きくなるんだからっ、
じんたん
笑って、?


そう言うじんたんの顔は






綺麗に






笑っていた。






何もかも見据えたような目を



くしゃっと歪めて


満面の笑みを俺に見せてくれた。























死刑執行の日の朝、


朝目覚めると隣には俺の愛しい相方がいる



ちゅっ



軽くキスをし




また深い眠りに落ちる。
じんたん
...くんっ、ておくん、テオくんっ!
テオくん
え、あっ、なに、、、!?
じんたん
俺、行ってくるよ、
テオくん
え、あ....
じんたん
じゃあね、
テオくん
待って、、!
じんたん
なにっ、?


ギュッ


きつく、きつく抱きしめる
じんたん
.....っ、
テオくん
じんたんっ、行っちゃやだよ。
テオくん
ねぇ、行かないこう、?
じんたん
ダメだよテオくん、
じんたん
ここ、刑務所だもんっ、


そうだった、



神様は残酷だ
じんたん
行かなきゃ、
テオくん
じんたんっ、!
テオくん
こんな俺と出会ってくれてありがとう、
テオくん
愛してくれてありがとうっ、
テオくん
いつも意地張ってばっかで
テオくん
情け無い俺を、
じんたん
テオくんは____、
じんたん
最高の恋人だよ、


まずい、
じんたん
俺、泣かないよう頑張ってたのに、
じんたん
行かなきゃ、
じんたん
さよなら、テオくんっ、


そう言い残し、



君は走り去っていった。






やる気がでない、

気力がない




生きる意味をなくした、




____ピコンッ


ふと目に入った携帯の通知
テオくん
なんだ、じんたんからLINEか、


は、え、!?!


じんたん、?


じんたん
「テオくんへ
貴方がこれを読む頃には俺はもう天国にいると思います。
貴方は俺と出会ったときのこと、覚えたいますか?
素っ裸で、今でも印象深く覚えています。
あんまり長くは書きたくはないんだ、簡潔にまとめるね。笑
テオくん、こんな俺と出会ってくれてありがとう、愛してくれてありがとう。
なんて、同じこと言ってるね笑
それほどテオくんとは考えてることが一緒で
毎日が夢のようにキラキラしてて楽しかった。
でも、もうそれは終わる。
幸せだったよ、俺。
口にはしたことないけど笑
俺は特に個性もなくてテオくんみたいに何してもできるってわけでもない。
俺には笑って君の愚痴を聞くことしかできなかったけど、
それでも、充分幸せでした。
ほんとはもっと、もっといいたいことある、
けどここまでにしておきます。
最後に、スカイピースは何があっても
続けてください。

俺と君との始まりでもあり終わりでもある
素敵なものです。

今までありがとう。愛しています。

じんより。 」


それはじんたんの思いが綴られた文だった。
テオくん
ばかっ、
テオくん
こんなの残しやがって、


〝スカイピース〟



それは俺と君とのスタートラインで


これまでもこれからも変わらず


大切な場所。



だけど、ごめん、じんたん。



俺、じんたん無しでは生きられないんだ。





スカイピース、続けられなくてほんとごめん。


そして、一通のLINEを君に送信した、

テオくん
「今、君に逢いに行くからまってて。」




































____ドサッ、







終わり!!

めっちゃ長くね!?
ここまで読んでくれた方感謝です。

まとめるの下手なんですよ自分笑

バッドエンド、?
難しすぎぃぃ。

てかてか、どちらが好きでしたか?

あ、どっちも嫌いでしたか☺️

スィスェん!!




疲れたよぉ笑
寝る!!

ではでは!
end。

プリ小説オーディオドラマ