第32話

緑谷の思い2
6,292
2020/09/29 22:34
緑谷side
(もしかしたら、炭次郎sideもあるかも…)
「すげぇ…」
誰かがそう言った。

確かにそうだ。
あの後もずっと、たった1人で戦っている。僕達の為に…僕たちを…守る為に…
緑谷出久
っ…
何も出来ない自分が悔しくて、辛くて…
仕方がない。
でも、それは彼らの方がもっと辛いはずだ…
上鳴電気
あの…ちょっと聞いてもいいスか?
なんで…ここまでしてでも、俺らを守ってくれるんですか?
俺ら、今日会ったばっかっスよね?
なのに、何で…?
緑谷出久
上鳴君…
…僕からもお願いします。
多分ここにいる皆んな、そう思ってる…。
理由を…教えて頂けませんか?
そうじゃないと、皆んな納得しない…。
ここのクラスは、皆んな諦めが悪いので…
アハハ…(苦笑い)
僕は知りたい…
だって、ここから逃げたら…




2度と同じことを聞かないような、
そんな気がするから…
相澤先生
…俺からもお願いします。
俺はここの教師として大人(ヒーロー)として、彼らを知る義務があります。
俺自身も知りたい…
だから…教えてください。
それに…この戦いであなた方鬼殺隊の覚悟は、
分かったつもりです。
…俺はあなた方を「人殺し」とは思っていません。立派でしっかりと頼れる…そんな、本物の「ヒーロー」だと、思っています。
だからこそ…彼らに教えてあげたいんです。
彼らはまだまだ未熟の卵です。
だから…それを教えて貰えませんか?
その覚悟と正義を…
どうか…お願いします。ペコリ
炭次郎side
竈門炭治郎
竈門炭治郎

(彼らからは嘘の匂いは、全くしない…
それどころか、本気で俺たちを知ろうとしている…あなたさんの事も…それだけ、俺たちに対する思いが強いのか…あぁ、彼らなら信じても良いかもしれない…)
それに、俺は…いや…俺たちは、相澤先生に、俺たちの事を「人殺し」ではなく、「ヒーロー」そう言われて…










嬉しかったんだ。
俺たちを認めてくれた。
俺たちの覚悟を、思いを。
本当にありがたかった。(日本語あってますか?)
俺たちは、その言葉を待っていたのかも知れない。多分善逸達も同じ気持ちだろう。
本当に…ありがとうございます。
俺は…あなた方を…
竈門炭治郎
竈門炭治郎
信じます…
あなた方を…
「人殺し」ではなく、「ヒーロー」と言ってくれた、あなた方を…ポロポロ
本当にありがとうございますポロポロ
ここにいるみんなも、お館様も、あなた方の事を、信じます。
相澤先生
!…ありがとうございます。
緑谷出久
!…ありがとうございます!
作者
作者
はい!ここで一回切ります!
炭次郎達はヒーローを信じるようになりましたね!と言っても、少しですが…
そして次回では、この戦いは終わった後の話と思ってくれると、助かります!
次回は、「鬼殺隊の覚悟、思い」です!
次は、炭次郎sideになります!
次回もお楽しみに!

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