お風呂あがって、紫耀に声をかける。
母「あっ!紫耀くん服!」
紫耀「制服着ますので。」
母「セット買っておいで!」
「制服はまぁきついと思うし。」
紫耀「やよい、優しいとこあるんだな」
「そら、あるから!」
母「はいっ!はやく行っておいでー!」
セットを買って帰ってきた。
紫耀はお風呂に入り、私は
「先寝てるから。」
「おやすみー」
母「おやすみーー」
先に部屋にいた。
紫耀がお風呂からあがる。
(あがったんだ。)
私はずっと携帯を見ていると…
階段を上ってくる音。
母「やよいー。入るよー」
「はーい」
母「紫耀くん。ここやよいの部屋。」
「えっ。なんで紫耀が!?」
紫耀「俺、お前のとこで寝る事なった。」
「はぁ!?」
「お母さん!」
母「だって広いのはここだけだしー。あとやよいの友達だから。」
「理由が意味不。じゃないけどー。」
紫耀「そんなに嫌か?」
「もぉいいけどぉ」
紫耀は私の寝るベットの隣に布団をひき、寝転んだ。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。