パー「ごめん、、マイキー、俺、、、ふがいねぇな」
マイキー「何言ってんの、パーちん。お前、負けてねぇよ」
「負けてない」そう言ったマイキー
それから少し遅れて愛美愛主のヤツらが笑いだした
口々にマイキーに対して舐めたような口をきく。マイキーはパーを地面に寝転がして静かに長内の元へ歩く
長内「あ?やんのか?マイキー」
マイキー「……」
その瞬間、マイキーの足が長内にクリーンヒット
やられた長内は、マイキーの蹴りひとつでKOしたようだった
マイキー「パーちんが負けたと思ってる奴全員出てこい
…………俺が、殺す」
「………………」
さっきまで騒いでたのが嘘のように、愛美愛主の奴らは静かになった
マイキー「東卍は俺のモンだ!!俺が後ろにいる限り、東卍は負けねぇんだよ」
あなた「かっくいー、ついてきますぜ旦那ぁー」
マイキー「お前は一生ついてこいよ……ごめん、ケンチン、やっちゃった」
ドラケン「はぁぁぁ、しょうがねぇなマイキーは」
この、決して穏やかでない空気で、冗談を言ってのける3人
武道も少しホッとした……のもつかの間、長内が割れたビンを持ってマイキーに向かってきた
ドラケン「マイキー!!危ねぇ!!!」
武道「ドラケン!!!!!」
あなた「…………」
ドゴッ
長内「う"ッッ……」
あなた「お前、何やってんの?負け犬が吠えるな。殺すよ?」
マイキー「あはは、あなたカッコイー」
あなた「棒読みにしか聞こえなーい」
マイキー「あ、バレた???」
マイキーを庇ったドラケンを庇ったあなた
その技は綺麗で動きに一切の無駄が無かった。初めてあなたがやってる所を見た武道は、「そーいえばこの人も現代の東卍の幹部だった…」と心の中で思った
ドラケン「てめぇがなんで負けたのか分かるか?……不良の道を外れたからだ」
不良の道だってー、かっこいいなおい
なんでお前がキレ気味なんだよ
そーいえば私今日かっこいいなって何回思ったんだろ
話ぐらい聞けや、チッ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!