あなた「━━ごちそうさまでした」
エマ「じゃああなたお風呂入ってきていーよ」
あなた「じゃ、おっさきー」
マイキー「…(・u ・)ŧ‹”ŧ‹”」
ぱっぱとご飯を食べてしまった私は先にお風呂いいよとエマに言われて入る
inお風呂
あなた「……ふぃー…(マイキー、なんか静かだったなー。絶対ケンチンとの喧嘩じゃん)」
inお風呂
お風呂から出た私は、次いーよーと言って、マイキーの部屋にいた
マイキーがお風呂に行く時すれ違い様に俺の部屋で待っててと言ったからである
まぁ言われなくてもマイキーの部屋に居たけども
マイキー「あなた」
あなた「今日早かったねー、お風呂」
マイキー「まぁね」
…………マイキーが部屋に入ってきたはいいもののいつもならマイキーが話題を振ってくるのだが、それもないため無言が続く
私無言嫌いなんだけどなぁ……
と、チラチラマイキーの方を見ていたら気づいてないのか気づいたのか急に話し始めたマイキー
マイキー「…ケンチンと喧嘩したんだ」
あなた「エマから聞いた。どうしたらいーか分かんないってエマ泣いてたぞー」
マイキー「……本当は、ケンチンの言ってることの方が正しいって分かってるんだ。
だけど、、俺は、パーを助けたい。金を払ってパーを助け出せるなら俺はそうしたい。
どうやっても感情の方が勝っちまう」
ポツリポツリと喧嘩の原因を話し始めたマイキー
マイキーの顔は、ちょっと寂しそうな顔をしていた
あなた「…どっちが正しいかなんてそんなのはきっと無いんだよマイキー。
ケンチンはパーの気持ちを大切にしたい
マイキーはパーを助けたい、見捨てたくない
どっちもパーを考えて、大事だから意見がぶつかって喧嘩になったんだよ」
マイキー「……」
あなた「そこに正解なんて無いし、必要無いんだ」
肯定も否定もしない
話を聞いて、答えかどうか曖昧な事を言う
私だって、どっちが正しくて正解かなんて分かんないもん
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。