ドラケン「許してくれよ、たけみっち。パーは今気ぃ立ってっからよ」
武道「めちゃくちゃな人ッスね」
三ツ谷「あいつのダチが愛美愛主と揉めてな。それが抗争の火種だ。
愛美愛主の頭、長内ってやつとちょっとした事でな。
パーのダチが愛美愛主の奴らに袋にされて、目の前で彼女ヤられたあげく有り金巻き上げられて、
あとから親兄弟まで吊るされた」
何も知らなかったたけみっちにこの抗戦の火種である愛美愛主の話をするタカちゃん
パーから聞かされた時は、最低なチームぐらいにしか思わなかった。所詮、他人事だから
自分のこと自分でもつくづく最低なヤツだなって思う
武道「ひでぇ……」
三ツ谷「愛美愛主はそういうチームなんだよ。俺らの2つ上の世代で新宿仕切ってる」
武道「え、ここらを仕切ってるのは東卍じゃ…」
あなた「東卍は渋谷、新宿は違う」
三ツ谷「それに俺らは新しいチームだからな」
一通り説明を終えると、なんかいろいろ考えてるっぽいたけみっち
何考えてんだろ…………
すると、今まで無言だったマイキーがパーに話しかける
マイキー「どうする、パー。やる?」
パー「相手は2個上だし、東卍もタダじゃすまないし、みんなに迷惑かけちゃうから……
…………ッ、でも、悔しいよ、マイキー」
マイキー「んな事聞いてねぇよ。やんの?やんねぇの?」
下を向いて、今にも泣きそうな顔をしてるパー
それだけを見てもパーが今どれくらい悔しいのか分かってしまう
パー「…やりてぇよ!!ぶっ殺してやりてぇよ!!!」
マイキー「…だよな」
パーの言葉にニッと笑って立ち上がるマイキー
マイキー「こん中にパーのダチやられてんのに迷惑だって思ってるヤツいる?
パーのダチやられてんのにひよってる奴いる!?
いねぇよなぁ!?!?
愛美愛主潰すぞぉぉぉぉ!!!!」
その言葉に「ワァァァ!!!!」と全員が声を上げる
マイキーの持つ圧倒的カリスマ性、みんなを大切に思ってるマイキーだからこそここまでみんなが着いてくるのだと思う
マイキー「8月3日、武蔵祭りが決戦だ」
ニッと可愛らしい笑顔を向けてこう言った。この言葉で、今日の集会は終わった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。