第55話

53話
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2021/08/28 08:50
あなた「千冬ッ!!」

一虎「あ」




圭介が殴り終わった時、一瞬だけ力が緩んだ。その時に手を振り除けて千冬の所へ走る

……気絶、してるだけ

でも顔からいっぱい血が流れてる…………!




場地「やってやったぜ。これで認めるだろ、半間くん。俺の芭流覇羅入り」

あなた「…………半間…?」




身体の体温が一気に冷めた気がした。半間はペーをそそのかして、ケンチンを殺そうとした全ての元凶……




「すげぇなお前、そいつずっとそばにいたヤツだろ」

「よくそこまでできるねぇ」

場地「んだよ、説教聞きに来たんじゃねぇぞ」

半間「…一虎〜」

一虎「はーい」

半間「用意できた?」

一虎「うん、こいつが東卍の新メンバー花垣武道」





一虎が言えば半間はたけみっちの前まで来た





半間「お前がタケミチ?……前へ出ろ」

武道「ッ…あ……」

場地「てめぇ、この前の殺されに来たのか」





殺せ殺せとコールが響く。それがとても不愉快だった。何が殺せだ……いっそ私が殺そうか…

そう思った時には声が出ていた





あなた「…黙れ、殺すぞ」





静かになる空間……ビビったのだ。一瞬。あの半間でさえも。殺すぞそう言った彼女の目は本気だった。

でも、一虎は笑っていた





半間「お前、この前のヤツか〜。女の癖にすげぇなぁ。普通に暮らしてたらそこまで殺気でねぇぞ」

あなた「うるせぇ、死ね」

武道「ちょ、あなたちゃん!」

半間「なぁ一虎〜、こいつなんで連れてきたのー?」

一虎「途中であったから」

半間「ふーん………………あ、そーだ。お前も芭流覇羅に入らねぇ?」

武道「え」








武道の頭の中で最悪の展開が想像されたが、直ぐにその心配は無くなった









あなた「入るわけねぇだろ、死ね」

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