第5話

初恋の話。
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2019/08/23 07:42
さとみ視点
ななもり
ななもり
……。
さとみ
さとみ
………、
俺はあなたが作ったカレーを食べて声が出なかった。
だってこの味は…
初恋の懐かしい味だった
莉犬
莉犬
2人ともどしたの?
莉犬の声にハッとする
"2人とも"その一言に引っかかる
ななもり
ななもり
えっ…あ、何でもないよ?
さとみ
さとみ
うますぎて…声が出なかったw
"2人とも"と、言うのは俺となーくんの事だったらしい。
なーくんも…気づいたのか?そう思いながらまた食べる
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あなた視点
あなた

じゃあ…私は部屋に

食べ終えたみんなを見て私は部屋に戻った
あなた

るぅとさんと…莉犬さんと…ジェルさんは褒めてくれたけど、。

あなた

…他の3人には合わなかったかな?

そんなことを考えていると私は睡魔に襲われた
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ころん視点
僕は…あの子が苦手だった
無表情で愛想がなくて…おまけに僕が最初に狙われた。
そして彼女の目には憎しみと悲しみと「生きたい」と言う強い意思。
そんな苦手意識も僕はもう忘れてしまった
だって…彼女が作ったカレーは…
ころん
ころん
…入るよ
僕は彼女の部屋に入った
あなた

スー…スー

彼女は寝ているようだ
ころん
ころん
っ……あなたさん
あなた

んんっ……何でしょう

眠たそうな表情をしながら敬語で答える
ころん
ころん
相変わらず…愛想ないね
あなた

…すいませんね。

沈黙が続く
ころん
ころん
あなたさんってさ…初恋の人いる?
遠回しに聞くのが嫌いな僕は単刀直入に聞く
あなた

…!?…いますよ

一瞬驚いた表情をした彼女だがすぐに真顔になる
ころん
ころん
それって…どんな人?
あなた

聞いてなんのメリットが?

冷たく発する
ころん
ころん
メリットとかじゃなくて"命令"なんだけど?
あなた

わっ、かりましたよ

素直に言うことを聞く彼女に感心する
ころん
ころん
(へぇ…契約のルール破ると思ったんだけど)
それから彼女は話し始める

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