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第2話

王様と出逢ってみた
199
2020/09/14 13:44
(ギルガメッシュ→『』
主人公→「」)

――よく晴れた昼の日。出来事は唐突にも起こった

『……貴様が、不遜にも王たる我を呼び出した下郎か。』
「…へ……?」
ごく一般的の女性の家に突如大きな物音が鳴り響き、そこには金髪の背の高い男が立っていたのだ。
『何を間抜けた顔をしている雑種、我は貴様に問うているのだ。
貴様如きの雑種が、我をこんな犬小屋のような物置に呼び出したのかと。
疾く答えろ、我は貴様如きに構っている暇はない』

その金髪の男は見下して睨むようにこちらの服装ジロジロと見てきて、何かを確かめるような目をしていた。

「はっ、?…あっ、えっと…多分そうだと思います……。所で…あの、貴方は外国人の方ですか……?」

その男はあまりにも珍しい目をしていて、血のように真っ赤な目をしていた。


『……何故雑種如きに我の名前を教えねばならぬ?
――雑種如きが、不敬が過ぎるわ。』

男の言う言葉が、最後まで理解できなかった。
否、物音に掻き消されたのだ。
数メートル後ろの壁に、1本の剣が深々と刺さっていた。
もしも、あれに合っていたら、間違えなく今頃この世には居なかっただろう。
そんなことを考えると喉からはひゅうひゅうと細い息が出、冷や汗が止まらなくなった。

『…ほう?アレを避けるとは……面白い!
もっと我を楽しませよ!』





(ギルガメッシュ→『』
主人公→「」)

――よく晴れた昼の日。出来事は唐突にも起こった

『……貴様が、不遜にも王たる我を呼び出した下郎か。』
「…へ……?」
ごく一般的の女性の家に突如大きな物音が鳴り響き、そこには金髪の背の高い男が立っていたのだ。
『何を間抜けた顔をしている雑種、我は貴様に問うているのだ。
貴様如きの雑種が、我をこんな犬小屋のような物置に呼び出したのかと。
疾く答えろ、我は貴様如きに構っている暇はない』

その金髪の男は見下して睨むようにこちらの服装ジロジロと見てきて、何かを確かめるような目をしていた。

「はっ、?…あっ、えっと…多分そうだと思います……。所で…あの、貴方は外国人の方ですか……?」

その男はあまりにも珍しい目をしていて、血のように真っ赤な目をしていた。


『……何故雑種如きに我の名前を教えねばならぬ?
――雑種如きが、不敬が過ぎるわ。』

男の言う言葉が、最後まで理解できなかった。
否、物音に掻き消されたのだ。
数メートル後ろの壁に、1本の剣が深々と刺さっていた。
もしも、あれに合っていたら、間違えなく今頃この世には居なかっただろう。
そんなことを考えると喉からはひゅうひゅうと細い息が出、冷や汗が止まらなくなった。

『…ほう?アレを避けるとは……面白い!
もっと我を楽しませよ!』

私はその言葉を聞いた瞬間、このままで居たら確実に死ぬと、そう感じていた。

「……っ…ぁ"!」

剣が数本体を掠めたが、大きな目立つ怪我はなく、無事であった

『よい、よいぞ!雑種!!もっと足掻いて我の興の糧となるがいい。
だが、あまり醜い姿は見せてくれるなよ?』
「そんな…何でそんな目出来んのよ!」

――男の目は、心の底から楽しむ様で、嘲笑うような目をしていた。
瞳は爛々と輝き、口元は三日月のように曲がっていた。

『なに?なんだと?我に物を申すか雑種。
……まあ良い、運がいい事に今我は機嫌がいい。故にあまりにも不敬すぎる雑種に教えてやろう。
何故、我があまりにも愉快そうに貴様を見れるか。
それは───────』

突如、男の言葉が途切れた。
そして、次の瞬間、髪を結てる髪飾りを捕まれ、こう唸るように低い声で

『貴様────何故、それを持っている?』

と言われた

「い"っ"?"!"」

突然の痛みに私は痛みを声に出す

『これだ、何故貴様如きが持っている!
これは、これは我がアイツに、エルキドゥに預けた物だ。
それをよりにもよって何故貴様が持っているのだ!!』

「そっ、そんな事言われても分かりませんよ!これは祖母が[昔から伝わるお呪いが掛かってるお守り]と言って渡してくれたものなんです!
私は知りません!お呪いが何かも知らないし、何で作られてるかも知りません!そもそも、エルキドゥって人なんか知りません!」

私は、つい感情的になって言ってしまった。
―――この後、言ってしまった言葉がとても後悔するのかも知らないで

『惚けるのも大概せよ、これは我がアイツやった最後の品物だ。それを、…何故……!』

髪の毛から髪飾りが取られた。さっきみたいに荒々しくなくて壊れ物を扱うような手つきで。

「あっ…てか最後のって……何があったかは知らないけど、私は知りません!その、エルキドゥさん?との関係がどんなんでも私には関係ないことです。」
『……そう、だな。では貴様は用済みだ、疾く我の目の前から消えよ。目障りなのだ、アイツに似てる髪、目、容姿、全てが……』

男が、ゆっくり手を上げると男の後ろに黄色い波紋が現れた。

「(殺される……)」

そう、恐怖してると腕を強く引かれるような感覚に襲われた。

「えっ?なっ……鎖……!?」
『……目障りは目障りだが、やはり殺すにはあまりにも勿体ない。この聖杯戦争、勝つまでは生かしてやる、悦べ雑種……この我直々に癒してやると言っているのだ』
「あっ、ありがとうございます……?」
『…貴様に感謝などされても1ミリも嬉しくなど……「ところでなんですが……」なんだ、我の話を遮るとは……まあよい、なんだ。申してみよ』
「は、はい……ありがとうございます。
あの、申し訳ないんですけど……









聖杯戦争って、なんですか?」


『……は?』
「いや、すいません……分からなくて……」
『……ハア…。貴様、魔術系統と家に生まれたのではないのか?』
「魔術?……ビビデバビデブー?」
『ああ、なるほどな……そうだったな、貴様は……一般人の雑種であったな……』


そう、この女。
ごくごく一般のだだのすこし魔力がある、普通の人間なのである

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