「じゃあこの間の続きしようか」
「続きがあるの?」
「うん。まず服を上げるね」
お兄ちゃんが私のTシャツをたくし上げていく。
胸が丸見えで照れくさい。
「恥ずかしいよ。お兄ちゃん」
「大丈夫。今からここを気持ちよくしてあげるね」
「また触るの?」
「ううん。今度はこうやるんだ」
そう言ってお兄ちゃんが私の胸に顔を寄せていく。
そして、舌を出した。
お兄ちゃんの舌の先が私の胸に近づいていく。
チロチロとお兄ちゃんの舌が動く。
胸に触れるギリギリのところで動いてる。
触れそうで触れない。
……あぁ、もう少しなのにって私あれ、ドキドキしてる?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!