第10話
俺ほんとは…
次の日の数学の授業_
何この問題?
意味わからへん…笑
数字見てると頭おかしなりそう笑笑
マジで数字滅べばええのに…
隣の道枝は〜…
は?!こいつ出来てるやん…
何で照れてるんだよ//
か、かっこいいなんて思って…
やっぱりどこか認めたくない自分がいる。
部活_
文化祭のダンスもいい感じに出来てきて、
今日は2人でやる振りを合わせてみるらしい。
正直恥ずかしい…//
2人でやる振りは距離が近いのが多い。
めっちゃ緊張する…笑
最初の振りは順調そうだけど、
問題はここの振り…
俺が道枝の胸元のシャツを掴んで
距離をグッと縮める。
その後道枝が俺に顎クイをするっと言う振りだ。
なんでこんな振りあるんだよ…
道枝に顎クイされた瞬間、俺は今までに無いくらい心臓が激しく鼓動した。
なんでこんなやつにときめいてんだ…//
自分にも分からなかった。
本来顎クイしたら俺が手を振り払う事になっている。
でも俺は時が止まったように
見つめたまま動けなかった…
さっきは大人っぽい顔で見てきたくせに、
今は無邪気に笑ってて、
そんな表情をコロコロ変える道枝は、
すごく魅力的に感じてしまった、、
もしかして俺ほんまは道枝が好きなんちゃう?
分かったようで、分からなかった。
…………
next…