海青side
あー絶対嫌われた…
まじ仕事の気分じゃねーよー
LINE:あなた
着きましたー
LINE:長谷川慎
じゃあ今行くから待っててねー
LINE:あなた
わかりました
慎は部屋から出てく
なーんか、楽しそうだな…
ま、俺には関係ないか…
彼女かな?
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あなたside
昨日のことがいろいろとあって仕事は休ませてもらった
ついた…
私の手を引いて走り始めた
楽屋の前に到着
まだまこっちゃんと手を繋いだまま
まぁいっか、
まこっちゃんがドアを開けた
みんなの視線が一気にこっちに向いた
まこっちゃんと手を繋いでるからかな…?
ドキッ
え、
胸が苦しくなった…
ただ、海青さんに目逸らされただけなのに…
っていうか、あんなことされたんだこっちか願い下げ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。