私は阿笠邸を出て、隣の家────
工藤邸の家の前に来た。
うわぁぁぁぁぁぁ!やっぱり豪邸‼でかいなぁ
…………………って、しまった!!!
阿笠博士に挨拶の品物全部渡したから私、今ほんとに手ぶらだよ?!?!
どうしよう?どうしよう?!どうしよう!!!
……………………………………ま、いっか!
気にしない!気にしない!
昴さん必要なさそうだし笑
昴さん……いや赤井さんに会える!!!
知らない演技するか、赤井さんって言って驚かせるか…
どちらにしようかな……
あなた 「せっかくなんだし楽しい事しちゃおっかなぁ」
私はニヤリと笑うと、インターホンを押した。
ピーンポーン♬
沖矢 「はい、どちら様ですか?」
あなた 「ここの近くに引っ越してきました咲野と言います。挨拶をしにきました!」
沖矢 「今出ます」
しばらくすると、昴さんが出てきた。
うわぁぁぁぁ!生昴さんだ!!
もう私どうかしちゃうって!!
あなた 「こんばんは!近くに引っ越した咲野あなたと言います。これから色々よろしくお願いします!」
沖矢 「こちらこそよろしくお願いします。私は、沖矢昴と言います。 こちらに居候させてもらってる者です。」
あなた 「知ってます!隣の阿笠博士からそちらの事情は聞きました!」
沖矢 「そうですか。それは話が早い。上がっていきますか?」
まじ?!あの新一くんの家に入れるだなんて?!
コナンくんが誕生したあの場所にも入れるの!?
あなた 「いいんですか?ありがとうございます!では、お言葉に甘えて………」
私は、昴さんと共に工藤邸に入った。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。