あなた 「ありがとうございました!」
小五郎 「此方こそだ!また遊びに来て良いからな!」
あなた 「はい!お邪魔しました!」
蘭 「じゃあ、行ってきま〜す!」
コナン 「行ってきます!」
私はおっちゃんに挨拶をして蘭ちゃん達と一緒に下に降りる。
あなた 「ほんと、急に来ちゃってごめんね?」
蘭 「ううん!全然!私から誘ったわけだし!」
あなた 「また何か持っていくね!」
蘭 「え?!大丈夫大丈夫!」
あなた 「それぐらいはさせて?!」
この世界に来たお礼させて!?笑笑
そんな事を心の中で言っていたら、
歩美 「あ!あなたお姉さん!」
コナンを待ってたのか少年探偵団の皆が待っていた。
哀ちゃんがランドセル背負ってるうううう
可愛いいいいいいいいいい!
昨日も見たけどね(*´꒳`*)
あなた 「みんな!おはよう!」
元太 「よっ!」
光彦 「おはようございます!」
灰原 「なんであなたさんがここから?」
コナン 「あなたお姉さん、昨日泊まってたんだ。」
あなた 「そうなの!だからそのまま直で学校って訳。」
私はにこっと微笑みかける。
あああああ、哀ちゃんに言いたい。
あの事をすごく言いたい。
伝われ、私のこの微笑みの意味……
昨日から言っていたあの事件って言うのは、
哀ちゃんが黒の組織と再会するあの事件だ。
杯戸シティホテルで新たに組織のメンバー『ピスコ』が出てくるあの事件。
ベルモットから電話を貰ったとき、
" 場所は杯戸シティホテル "
" 一応追悼式だから "
この言葉でまさか、と思った。
違うかもしれないけど。
可能性は高い。
灰原 「…あなたさんどうかしたの?」
我にかえると、哀ちゃんが此方をじっと見ていた。
哀ちゃんを見ながら考えていたらしい。
あなた 「ううん!何でもないよ!」
灰原 「そう……。」
もし哀ちゃんにホテルで会ったら助けてあげよう。
ベルモットにバレないように。
蘭 「あなたちゃん!そろそろ行かないと遅刻しちゃう!」
あなた 「あ!うん!じゃあ皆学校頑張ってね!」
元太 「おう!」
歩美 「あなたお姉さん達も頑張ってね〜!」
あなた 「ありがとうっ!」
私達と少年探偵団は手を振ってそれぞれ
学校に向かったのだった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。