あなた 「おじゃまします…」
博士 「哀くん!お客様だぞー」
遠くから「はーい」と哀ちゃんの声がすると、下の階段から上がってきた。
研究中だったのかな??
灰原 「はじめましt……って、貴方は……‼」
あなた 「哀ちゃん!そういえば、ここに住んでるって言ってたね!」
知ってるけど知らない風に言ってみたよ!!
結構私、演技上手なんじゃない?!笑
博士 「哀くん、知り合いかい?」
灰原 「えぇ、今日たまたま公園で会ってサッカーしてたの。 確か名前は あなた さんだったかしら?」
あなた 「覚えててくれたんだ!ありがと‼」
博士 「見るからにとても若そうに見えるのじゃが、学生さんかい?」
あなた 「はい、高2です!」
博士 「おぉ!新一達と同い年かぁ!」
そうなの!
だから、今の年がずっと続けばいいのにって…………………
知らないフリしちゃいましょ!
あなた 「新一………?」
博士 「この隣の家に住んでる工藤一家の息子さんで東の高校生探偵とも言われておるんじゃが……
今は事件の関係で遠くにいるんじゃ。」
灰原 「両親も推理小説家と元女優と凄くて、今は海外にいるの。 今、隣の家にいるのは大学生。居候してるらしいのよ。また挨拶しに行ってあげて。」
そういえば、そうだった!隣には沖矢さん……赤井さんが!!!! 絶対行こ!
あなた 「そうなんですね!また挨拶しに行ってきます‼ あ………………………あの…」
今こそ言うべきだよね‼
哀ちゃんには席外してもらおうかな………
博士 「なんじゃ??」
あなた 「ちょっと哀ちゃん席外しといてくれるかな? 大人話するから!ごめんね!」
灰原 「えぇ、わかったわ。博士、研究室いるから終わったら呼んで。」
そう言うと、哀ちゃんは下に降りていった。
博士 「で、話とはなんじゃ??」
あなた 「あの……………………………………
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。