第11話

女嫌い~髙木雄也~
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2020/04/30 00:00
髙木side
女子
髙木君って、かっこいいよね!
女子2
うんうん!声もイケボだし!
女子
海が好きなんでしょ?かっこいい!
髙木雄也
あぁ、どうも…
これだから女は嫌い。

何が「かっこいい!」だよ。

そんなに俺のこと知らないだろ。

まじ、見た目でくっついてくる女ばっかり。

高校ならもっとましな感じかと思ったけど、
中学とさほどかわんねぇじゃん。
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下校時間


ザーザー




はあ、雨かよ。傘持ってきてねぇし。

ついてねぇな。
あなた

ぁ、あのー

誰だ?こいつ。
髙木雄也
…何?
あなた

傘……貸しましょうか?

髙木雄也
え…いや、良い_
あなた

て、てか、貸します!

あなた

私折り畳み傘あるので!
そ、それでは!

髙木雄也
え、ちょ…
行っちゃったよ…傘、結局借りるはめになったし……

しょうがねぇ、使うか。



にしても、あいつのクラスとか知らねぇし、どうやって返そう……


他のクラスを地道に当たるしかねぇか。



あー、あいつの顔あんま見えなかったな。

髪は短くて…メガネかけてた。特徴としてはそんくらいじゃね?
ヤバ、見つけられるか?


あ、そういえばなんかちょっとオドオドしてた。

ま、そりゃ無理ないか。俺、見た目ヤンキーっぽいもんな。

そういえば、俺も昔誰かに傘、貸したな。

誰だったかは忘れたけど。
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次の日の昼休み
女子
ねー髙木君、放課後遊ばない?
女子
遊ぼうよ!
最近できたゲーセンとか行こ!
女と遊ぶのかよ……まじで無理。

あ、傘返さないとだ。
髙木雄也
ごめん、用事ある。
髙木雄也
あと、この昼休みもやることあったわ。
女子
えーー!!
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ま、とりあえず一組から回ってあいつっぽい人探すか。
変なところで切ってすみません💦

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