第4話

🌙
1,062
2022/11/03 09:22



◯◯
◯◯
じゃあね!タクシー代、本当にありがとう!
 
そう言って◯◯は帰って行った

その姿も見えなくなり、僕も家へと帰り始める

途端にさっきまで忘れていた冬の寒さを一気に感じた

それでも手には◯◯から貰ったカイロがしっかりと握られている

この場に微かに残る柑橘系のいい香り

きっと◯◯の香水だ
 
テヒョン
テヒョン
もっと一緒にいたかったな
 
そんな事を考えながらゆっくり歩いているとスマホに着信が!

◯◯っ!?と思って慌てて見たら
 
テヒョン
テヒョン
なんだジミナか〜
ジミン
ジミン
なんかガッカリされた?ㅋㅋㅋ
テヒョン
テヒョン
違うよㅋ
ジミン
ジミン
本当に〜?ㅋㅋ
それよりテヒョンはちゃんと家に着いた?
 
どうやらあの後ちゃんと家に着いたか確認の電話をしてきたらしい

でも僕はというと、、、
 
テヒョン
テヒョン
まだ外にいるㅋㅋ
ジミン
ジミン
えっ、まだ着いてないの!? 遅くない!?
テヒョン
テヒョン
ちょっといろいろあって!
 
実はさっきまで可愛い◯◯とお話してた♡なんて言えないけど!

それでも僕の機嫌の良さが伝わったらしい




いい事でもあったでしょ!ってツッコまれたㅋㅋㅋ

声だけで分かるなんてさすが親友!
 
ジミン
ジミン
なにがあったの〜?
テヒョン
テヒョン
秘密っ!
ジミン
ジミン
そんなにもったいぶらないでよㅋㅋㅋ
テヒョン
テヒョン
んーーー、また今度教えるね!ㅋ
 
だって今ジミナに言ったら◯◯に興味を持っちゃうかもしれないから!

僕だけの◯◯なんだから!と彼氏でもないのに思ってしまう


本当に今日の僕はおかしい

あのたった一瞬で彼女のとりこになってしまった


頭の中は常に◯◯の事でいっぱいいっぱい

どうやら僕は生まれて初めて天使に一目惚れしちゃったみたい

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