テヒョンside
そう言うとものすごく驚いた表情の◯◯
うん、そんな顔も最高に可愛い♡
そしてそのまま固まってしまったㅋ
やっぱり彼女は僕のことが誰か分かってなかったみたい
それに対し謝られたけど僕にとってはむしろ好都合だった
過去にもアイドルという肩書きだけを求めて、
本当の僕を見てくれない人はたくさんいたから
そんな僕の表情を察した◯◯が、
真剣な目でこう言ってくれて嬉しかった
あぁ、この人は本当の僕をちゃんと見て接してくれている
やっぱり今までの人とは違う
ますます彼女に惹かれた
2人で話していると時間もあっという間
そろそろ移動することになりお会計をすませる
◯◯との食事は本当に楽しかった!
お互いにまだ知らないことがたくさんあって驚くべきことも判明
なんと!◯◯が本を出していたなんて!♡
これはいいことを聞いた
よし、後で買い占めとかないと
店を出ると少し暗くなった空
◯◯と手をつなぎながら車まで歩く
そう言うとニコニコする彼女
どうやら◯◯は僕の歌声が好きらしいㅋㅋ
こうして僕が実際にテレビで歌っている曲を披露
◯◯は隣で静かにリズムに乗りながら聞いてくれる
そして曲が終わる度に拍手までしてくれたㅋㅋ
そう言って微笑む彼女
あまりにも可愛すぎてよそ見運転になるところだった♡
危ない危ないセーフ
そのまま車を走らせること20分
今日の最後の目的地に着いた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。