涼介Side
あなたのリハビリ今日からって侑李が言ってた
まだ終わってないだろうけどよってみようと思ったんだけど…
なんか見たことのある人影がソファーに座ってるぞ…?
涼介「え、侑李!?」
なんでここにいるの!?!?!?
涼介「あなたのリハビリ終わったの?」
侑李「((-ω- = -ω-))………」
侑李のテンションからしてなんかあったな、これ…
涼介「なんかあったの?」
侑李「Σ(゚ω゚ノ)ノ
((-ω- = -ω-))………」
いやいや、そんな反応されたら絶対なんかあったじゃん
涼介「嘘でしょ?大丈夫だから言ってごらん」
言ってもらったほうがこっちも楽なんだけどね…
侑李「あなたに…」
あ、言ってくれる
侑李「あなたに嫌いって言われた…
僕、あなたが痛いの嫌いなのに必死に頑張ってくれてるのにリハビリ続けちゃった…」
なるほどね…そりゃこんなんになるわな
涼介「そっか…
でも、侑李はあなたに早く治ってほしいから続けたんでしょ?」
侑李「頷」
涼介「それは間違えじゃないって思ってるよ
俺も早くあなたに治ってほしいと思ってるし
多分あなたもそれは理解してるんじゃない?
俺、あなたのところ行ってきて話してくるよ」
侑李「うん………ごめんね………
ありがと」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。