今日は12月24日。クリスマスだ
夜はすっかりクリスマスムードで、街はイルミネーションを楽しむカップルで賑わっている
そんな中、特に予定のない私は
ポアロでお茶をしていた…
カウンターにいる安室さんと会話をしながら
ぐいっとコーヒーを飲み干す。
そういうと安室さんはサンタクロースの飾りが乗った可愛らしいショートケーキを差し出した。何とも″インスタ映え″しそうな…
豪快にケーキの一口目を頬張る。
甘いホイップクリームと柔らかいスポンジが口の中でほんのり溶け…苺の酸味も効き正に幸せの味。
残りも食べ切り、美味しさに感動していると…
私の頬についていたクリームを
安室さんが指で取り、舐めてしまった…
...
ケーキの甘さを忘れられるくらい、安室は甘くて優しい″味″だった_____
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。