第4話

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2020/01/11 16:04
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
失礼します!お館様!
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
おや、蜜璃。なにかあったのかい?
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
はい!10人目の柱。桜柱を、連れてまいりました。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
桜柱か。今そこにいる?
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
はい!あなたちゃん!
あなた

失礼いたします

産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
あなた、久しぶり
あなた

お久しぶりでございます。お館様。

産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
今までどうしていたんだい?
あなた

わたくしは、鬼になったものの記憶を辿ってゆき、どうして鬼になったか、どうして鬼は人を喰うのか

あなた

などのことを調べるためずっと調べの旅に出ておりました。

産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
なるほど…。それで結果はどうなったのかな?
あなた

はい。ほとんどの鬼は噛まれてなった者ばかりでした。その他はまだ…。

あなた

なぜ、人を喰うのかは、わたくし達人間の血は鬼にとって最高の食事。見たら抑えられなくなるくらいのものだと言うことがわかりました。

産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
そうだったのだね。柱に入って他のみんなに紹介する前に旅に出たから、どうする?柱合会議を開くかい?
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
あなたの好きなようにするがいい。
あなた

私、柱の皆さんと交流して仲を深めたいです!

産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
では、蜜璃。柱を集めてもらってもいいかな
甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
御意!
あなた

お館様。

産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
ん?どうしたの?
あなた

昨夜、私の母が鬼にやられました。

産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
………釉钄(ゆらん)が喰われたのか…
あなた

左様でございます。

産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
釉钄はいくつだった?
あなた

今年で四十三になりました。

産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
そうか…。今まで家では釉钄と暮らしてたのだな。
あなた

そうでございます。

産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
では、あなた。家で一人は危ないだろうから、ここに住めばいいよ。
あなた

本当ですか!お館様、感謝します!((にこっっ

産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
やっぱりあなたは笑顔が似合うな((くすっ
あなた

ありがとうございます((にこっっ

甘露寺蜜璃
甘露寺蜜璃
失礼します!お館様!全員揃いました
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
ありがとう。あなた行こうか。
あなた

はい!

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