前回を読んでない方は前回から読まんと話が分からんで(多分)
僕、夢未乃 星羅は今、彼氏である煌星 詩夢の家の前に来てるんだ!
でも、初めて来るから入るのを拒んでしまう…
ガチャ…
中に広がっていたのは、まるでお城のように綺麗で美しい空間だった。
星羅は、詩夢の匂いが好きだ。
どうやら家中に広がる詩夢の匂いに心を奪われたようだ。
ガチャ…
いつもと変わらない、楽しい時間を2人は過ごしていた。
…とあることに気づいてしまう前までは。
(なんか様子がおかしい。どうしたのかな…)
ガチャ…ギギギ…
ギギギ…
「ドアノブ」がない
それに気づいたが時すでに遅し。
バタン…
星羅は、暗黒の世界に閉じ込められてしまった。
もちろん、分厚い壁と扉で封鎖されているその部屋から声が届くわけもなかった。
星羅は何度も、喉が枯れるまで叫んだが届くはずもなく…倒れてしまった。
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。