『………………』
歩いていく勝利とマリの背中を、みた。
遠い存在になった気がした。
また一緒に笑える日は来るだろうか。
プルルル
非通知から電話が鳴った。
誰だろ…
『もしもし………』
「……………もしもし、あなた?」
『えっ…………』
「久しぶり(笑)……………どう?皆から裏切り者扱いされる気分は」
『………なんで、なんでなの、?』
「憎いから。テレビに映る楽しそうなあなたがうざいから。ムカつくから。」
『だからって…………』
「じゃ(笑)いい夢見てね」
『?……………………ウッ』
電話を切られ、
後ろから何かで殴られ
私は意識を失った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。