北︰ちょっと休憩や
部員︰はい!!!
ドンッ キュッ ドンッ
侑︰ほんま可愛ええわぁ、。
治︰なんやツムまたあなたのこと見とんか
侑︰まぁな。行動全部可愛ええねん。
角名︰でもほかの女子がやってても興味ないじゃん
侑︰当たり前やろ!!あなたはあんな雌豚共と同じにしたらあかん!!
角名︰侑たちあの子とどんな関係なの
治︰飯美味いやつ
角名︰治らしい
角名︰侑は?
侑︰好きな女や
角名︰へー………………………………え?今好きって言った?
侑︰おん
角名︰ふーん。あんな感じの女子が好きなんだ
侑︰はぁ、ほんま可愛ええ。
バレーの音が響く体育館で俺はあなただけをずっと見とった。
隣で色んな高校の奴らがバレーしよっても
あなただけを見とった。
ドンッ
突然俺の視界にボールが入ってきた時にはびっくりした。
この時分かってたんや。心の中では叫んどった。
"あなた危ない!!"ってな。
バタッ
音がしてから俺はすぐにあなたの名前を叫んだ。
そしてあなたに急いで近寄った。
烏野のセッターくんと同時に。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。