私には三郎みたいに私のことに一生懸命になってくれる人がいる。でも私は?私はその三郎の一生懸命に応えられているのか、わかんないや
家
ポストに中央区からの手紙が入っていた
内容を読んでみると胡散臭くてなんと年齢を実年齢に直すために中央区にこいだとか。流石に胡散臭くていつもなら行かないのだが乱数を人質にとられた。これは行かないと
1週間後に中央区……
翌日
萬屋山田
ちなみに今山田二郎は安定にいないけど三郎も今日は珍しくいない。山田二郎と2人で仕事に行っているらしい
そう言いながら一郎は私にココアを出てきた
なんで一郎彼女いないのかまじでわかんない。絶対モテるでしょ
なんでこんなこと言ったんだろうか。それでも不思議と嫌な感じはしなかった。だからきっとこれが私の本心。三郎たちのお陰で少しづつではあるけど自分の感情がわかるようになってきた気がする
こんな会話も中央区に行ってしまえばなくなってしまうのかもしれない。それに、三郎に頼れって言われたけど三郎達が大事だからこそ頼って傷つけなくない
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中央区から手紙が送られてきて5日
三郎sido
最近山凪がおかしい
いつもより何かを隠している。こんなに山凪のことを気にする必要は僕にはないのになんで僕はこんなにも山凪のことを気にかけているんだ……?
最後まで読んでいただきありがとうございました!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!