目の前に居る、彼奴の姿をした誰かが不敵な笑みを浮かべる。
次の瞬間、うちの視界は闇に包まれた……
葵が絞り出すようにそう言うと橋戸威も何かを察したようでふっと柔らかい笑みを浮かべた。
穏やかな空気が一瞬流れたが今二人は薄着で拘束されている。お揃いだった上着を脱がされ武器も回収されている。丸腰だ。
橋戸威に目を向けると俯き暗ーい雰囲気を漂わせていた。
急激にその場の空気が冷え込み、怒気を孕んだ瞳が葵を捉える。拘束している金属が今にも壊れそうな音を立てている。
その様子を見た葵は……
笑っている場合ではない。橋戸威は前世でもかなりの馬鹿力で有名だった。その時、
バキィイイィイィッン!
大きな音を立てて金属の拘束具が外れて橋戸威の拳が真っ直ぐ、素早く、残像が見えるほどの速度で葵の顔に近付く。
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ごめん、更新忘れてた











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。