涼太side
ふぅー、GENE高の撮影終わった〜
今日も疲れたな〜
そう言いながら俺たちは廊下を歩いていた。
そしたら、端の教室だけ電気がついていた。
いや、裕太くんなんでそういう発想になるわけ笑
裕太くんらしいけど
まあ、1人なんか変なこと言ってる人いるけど
ほっといて←ほっとくなや!笑 by裕太
そこには、一人の女の子が
いた。
その子は、勉強中に寝てしまったらしい。
今は、秋。
秋だけど少し今日は肌寒い日だ
そのままだと風邪ひいちゃうよな...
俺は椅子にかけてあったブレザーを
かけてあげた。
可愛い顔してるな...
俺のタイプ...
って、何考えてんだ。俺。
ファンの子だぞ?
好きになったら大変なことになる
だめだめ。でも、これだけはいいでしょ?
俺はノートの端に
勉強頑張ってね。
応援してるよ!ファイト!
ryota
と書いて、サインを書いてあげた
起きたらどんな反応するかな?
君のことだから、え?え?
って、パニックになるんだろうな笑笑
なんて、想像した
いつの間に、こんなに気になってんだろ...
これだけ行ってその場を後にした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。