第5話

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2018/07/11 11:40
あなたside
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二宮さんが隣に座って、沈黙が30分以上続いた。


ちまちま飲んでいたお酒も底を尽き、そろそろ帰ろうと席を立った。



マスターにお金を払って

カランカランと音の鳴るドアを開けて外に出た。




__ バタン
あなた)、、雪だ...


外は珍しく一面の雪景色で、帰りを急ぐ人達がたくさんいた。



でも、やっぱり頭の中でチラつくのは二宮さんの顔。




あの時、勇気を出して話しかけていたら…


こうしていたら、こうなっていたかも...


ゆっくりと歩みを進める。

後ろからたくさんの人が追い抜かしていく。


自分の無力さにただただ落胆した。


パタパタパタ _____
グイッ___
!?
和)ハァ、ハァ、、、ご、めん、
私の手を掴んだのは、二宮さんだった。


あなた)に、二宮さん、?!


ハッとして周りを見回す。

まだ誰も気づいてないけど、バレるのは時間の問題。




和)ちょっとだけ、良いかな?




私は無言で頷いた。




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二宮side
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彼女がお店を出てから10分後。

ガタッと席を立って彼女を追いかけた。



何してんだよ俺、、

このままじゃかっこわりぃじゃん



幸いにも彼女は遠くなく、すぐ捕まえることが出来た。


でも、案の定驚いた顔をして俺を見る。




そりゃあそうだよな

今日会ったばっかりの男、それも俺に手首捕まえられてんだもん。





和)ちょっとだけ、良いかな?



コクリ)



無言で頷いた彼女の手首を引っ張って、人気のないところまで連れていった。

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