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第10話

File:09
ガラリと勢いよく実験室の扉を開けた先には、サキの姿はなく、白衣のおじさんが驚いた様子でぼくの方を振り返った。


「サキはどこ?!」


一瞬、沈黙が流れてから、


「それを知ってどうするつもりかい?」


と、おじさんは怪訝そうな顔をして、ぼくの質問に質問で返した。


「サキに伝えたいことが」


「君はサキを殴ったそうだね、その頑丈な拳で。」


ぼくははっとして、その場に立ちすくんだ。


……そういえばあの時、どうして殴ったりなんかしたんだろう。


「そんな君に、サキの居場所を教えられるはずがないだろう。」


……ぼく、あの時どんな気持ちだったんだっけ。
 
陰性感情を感じなくなった体では、あの時の感情を思い出すことは不可能だった。


「まったく、困ったもんだ、君ってやつは」


……でもそれももう、関係ないか。

ぼくは自由(こどく)だから。


「機械のくせに。」


その一言は、ぼくの思考回路を崩壊させる¥+%のに十分な威力g7#€を兼ね備えていた。
ぼくを>6&hゴミ扱いするn8-#*なんて許せない。ぼくとgK6サキを邪魔するやつはGi#)¥この世からいなくなれば¥+t~いい。だったら、ぼくf<^は77€b手段を選ばない。どんな手段をH$%*h選ぼうとも、ぼくは自由なんだh<€h5から、何も問!9%!題ない€£7hよね。





パァン





唐突な破裂音と同時に、足を何かが貫通したような激痛が走った。

ぼくはその鋭い痛みで正気に戻った。

視界を落とした先には、穴の開いた自分の足があった。

そして、ぼくの足先に動かなくなった白衣のおじさんが横たわっていた。

…どうしてこんなところで眠っているんだ?

次の瞬間、ぼくに無数の銃口が向けられた。

弾が出るのを心待ちにしている数々の穴と目が合う。

ぼくはようやく気づいた。

おじさんを倒したのはぼくだってことに。

そして、ぼくの余命はあと数秒だということに。

そこでぼくは、ショートした思考回路を必死に繋ぎあわせ、冷静な頭で考えた。

もしこの状況を切り抜けて生き延びれたとしても、もうサキに会えることはないだろう。ぼくから自由を奪い続ける彼らがいる限りは。

最後に体を支配していたのは、絶望という感情だった。

ぼくは諦めにも似た気持ちで、すっかり脱力しきった体を地面に下ろした。


































ぼく、人間として生まれたかったな。






























そんなことをぼんやりと思いながら、ぼくはゆっくりと目を閉じて、体内にある自爆スイッチを起動した。


































さよなら、サキ。









1st Android was broken.
The end.