第129話

〔西村拓哉〕泊まらせて?(R)
9,146
2021/01/19 08:54


「…なぁ、あなた…?」



『んー?』



「…いつまでここに居るん?そろそろ帰らんとおばさん心配するで?」



『…んー、、。…あっ!これっ!!昨日でた漫画の新刊やろ!?ちょうど読みたいって思ってたんだよね~!』




なんて、俺の話を適当に誤魔化して



まるで自分の部屋かのように、俺の部屋のベッドの上に寝そべりながら



呑気に漫画を読んでるのは、幼稚園の時からの腐れ縁で、幼馴染のあなた。



「…あーもー!!あなた、終わりっ!!」



『あっ、ちょっ、拓哉…!!何するねん!今私がそれ読んでたやん!!』



「だーかーら!読みたいんやったら貸したるから、家帰って読めばええやんっ。」



『…だって、、。…家帰りたくないんやもん、、!』



「はぁ…、、。そんなん言ってるから、いつまで経ってもおばさんと喧嘩したまんまなんやろ? ほら、今日ははよ帰りやって。」



『…むぅっ、、。拓哉のケチっ!ちょっとくらいええやんっ。どうせ皆私がここに居るのわかってるやしっ。』



ぷく~っと頬を膨らませながら、不貞腐れたようにそう言っているあなたは



もう午後10時を回るっていうのに



"親と喧嘩したから帰りたくない" の一点張りで、帰る気配は全くゼロ。



『…ねぇ、拓哉。』



「ん??」



『今日このまま泊まってもええ…?』



「…は、はぁ!? 何言ってるねんっ!そんなのダメに決まってるやろ…!」



『だって今日、拓哉1人なんやろ?だったら
ええやん!明日はちゃんと帰るから…!ねっ、?』



なんてご機嫌にそう言いながら、俺の言葉なんか完全スルーで、泊まって行く気満々のあなた。



…いやいや!!おかしいやん!!



そもそも、俺まだ泊まってええなんて一言も言ってないし…!!



…それに、、!!



あなたにとっては、単に幼馴染の家に泊まるだけの事かもしれへんけど



俺にとっては、それが1番大問題。



"幼馴染" なんてそうは言っているけれど、小さい頃からずっと好きだった女の子と



高校生にもなって、一晩中家に2人きりとか、絶対無理っ…!!



「あなた、やっぱりダメだよ。幼馴染とはいえ、俺だって一応男やし…?絶対おばさん心配する。家までなら俺が送ってあげるからさ、?」



『でもっ、…!!』



「"でも" じゃないのっ!ほら、あなた。はよ行くで?笑」



あなたはまだ納得いかへんって顔してるけど、ここで俺が折れて、あなたを泊めてしまえば



俺が耐えられなく未来は、何となく見えてたから。



だからこそ、こっちは必死に、泊まるのだけは阻止しようとしてたのに…



『…拓哉となら、どうなってもええって言ったら…?』



「…っ、!?」



玄関に向かおうと、立ち上がった俺の服の袖をぎゅっと掴むようにして



ベッドの上から、瞳をうるうるさせながら、上目遣いでそう言うあなた。



「…っ、あなた、自分が何言ってるか、ちゃんとわかってるん…?」



なんて俺がそう聞けば、こくっと小さく頷きながら



"わかってるよ" なんてそう言うあなたに、俺だって。我慢の限界で。



「…もう、どうなっても知らんから…っ。」



『…っ、んっ、拓哉…っ、、。』



そのままあなたをベッドに押し倒して、貪るように、あなたの唇へとキスをして。



だんだんと深いキスへと変わっていけば、余裕がないのか



みるみるうちに、ふにぁっとした顔をしていくあなたに、俺も歯止めが効かなくて。



『…ぁっ、待っ…!、たくっ、、!ぁんっ、!』



「待たれへんっ。誘ってきたのはあなたやろ?それに、身体はちゃーんと反応してるやんっ。笑」



『…っ、ダメ、やぁっ、…!、ぁっ、イくっ…!』



つんっと主張している胸の蕾と、既にとろっとろになっているナカを同時に攻めれば



あっという間に、達したあなた。



「ふはっ、笑 あなたとろけすぎっ。な、俺もそろそろ限界やねんけどっ、…ええ、??」



『…ぅんっ、ね、拓哉早く…っ、!』



「ちょ、バカっ、俺やって余裕ないねんから、そんな煽らんといてやっ、!」



『…ふぁっ、!ぁあっ、たくっ、拓哉…っ!』



ゆっくりと、自分のものをあなたのナカへと沈めていけば



甘い声をあげなら、必死に俺の名前を呼ぶあなたは、いつも以上に可愛くて。



あなたも、俺で感じてくれているのがわかって嬉しくて。



「…っ、あなた、ここっ、好きなん、?」



『んぁっ、!ぁっ、そこ、やぁっ…!』



「っ、あ、ちょっ、…!締めすぎやって、!」



奥深くを狙って何度も突いてあげれば、その度にナカがギュンギュン締まるから



お互い、そろそろ限界で。



『…はぁっ、ぁっ、んっ、拓哉っ、…!!』



「ん、イきそっ? 俺もやから一緒にイこ、?」



『ぁっ、んんっ、!、イく…っっ!!』



「…くっ、ぁっ、、でる…ぅっ、、!!」



最奥を突いて、2人で一緒に果てた。












「あなた…?」



『……。』



「ふふっ、寝ちゃったか、笑」



事が全て終わったあと、疲れてしまったのか、ベッドの上で気持ち良さそうに眠っているあなた。



そんなあなたの寝顔は、すっごくすっごく可愛くて。



「あなた、好きやでっ。」



なんて、目が覚めた後。



あなたが俺の彼女になったことは



きっと、言うまでもないんだろう。笑





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遅くなってごめんなさい🙇‍♀️💦
リクエストありがとうございました🍀





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