第153話

〔大西風雅〕お泊まりデート(R)
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2021/03/10 08:35


『…はぁっ、、、。』




幼馴染の風雅と付き合い始めてから、約3ヶ月。



今日は、風雅のお家で何度目かのお泊まりデート。



…そりゃぁ、幼馴染やし、、?



小さい頃からよく知っていて、お互いの家に泊まることなんて、今まで何度もあったけれど…



いつもだったら、必ずどっちかの親も居て



風雅と " 2人きり " のお泊まりなんて、初めてで。



…緊張、しない訳がない。



だって、一応私たち付き合ってるんやし、、?



" そーゆー事 " だって。



そろそろしたっておかしくない訳で…。




「……っ、。………っ、! あなた!!」



『…へっ、?』



「大丈夫、?? なんか今日、ずっと様子変やけど、、。何か…、あった、?」



色々と考えていたら



いつの間にか、お風呂から上がった風雅が、私の隣に座っていて。




『…う、ううんっ、平気! 何でもないよ…!』



「…そう、? ならええねんけど。…あ、そうだ。俺今日リビングで寝るから、あなたは俺のベッドで寝てええよ。」



『…えっ、? 風雅…、リビングで寝るの、、?』



「うんっ、まぁ…。ソファーで寝ようと思ってるけど、、?」



『…そっ、、か、。…そうだよね、! あ、じゃあ私そろそろ寝ようかな…! おやすみ、風雅、、!!』



きょとんっとした顔をして、そう言う風雅に。



勝手に色々考えて、期待していたのは自分だけだって、そう思い知らされて。



なんだか、一気に恥ずかしくなって、、、。



逃げるように、私がリビングから出ていこうとすれば…



「あなた。」



『…っ、!…風雅、、?』



後ろから、風雅に腕を掴まれたかと思えば、そのまま、優しく抱き締められて…。



「…もしかしてあなた、、一緒に寝ると思ってた…?」



『…っ、!!、、。』



思わず図星をつかれて、どうしていいかわからずに、私が黙っていれば。



風雅にも、それが伝わったのか…



「一緒に寝るって、…どういう事かわかってるん、、?」



なんて、そう聞いてきて。



…いつも以上に、ドキドキいってる心臓。



もちろん、怖い…とか、そういう気持ちだって、ないと言ったら嘘になるけれど。



…ぎゅっと。私が風雅の服の袖を握れば、、、



「…あなた、こっち。」




なんてそう言って。



私の手を引きながら、寝室に向かう風雅の後をついていけば



そのまま、優しくベッドに押し倒されて、…キスをされて。



『…っ、ふうっ、、ん、、』



どんどんと深くなっていくキスに、他に何も考えられなくなるぐらい



…甘く、優しく溶かされて。



『…ぁんっ、! ぁっ、…っ、、。』



風雅に触れられた所全部が



痺れるような、熱を帯びるような、、、。



…そんな感覚に襲われて。




「あなた、…怖い、、?」



『…うんっ、ちょっとだけ、、。…でも、風雅とだから大丈夫っ、。』



「…ん、優しくするからっ。」




なんてそう言って。



もう一度、キスを交わしてから。



ぐんっとナカに入ってきた、風雅の。




『…ぁっ、! っ、はぁっ…、、風雅、!』



「…くっ、、あなたのナカ、きつすぎやっ、。」




初めての感覚に、お互い、理性なんてとっくに残っていなくて。



「あなた、ここ好きなんっ、?」



『…ぅっ、んぁっ、! 待っ、そこだめ、ぇっ、!』




だんだんと早くなっていく腰の動きに加えて



弱い所ばかりを狙って突かれれば…




『…ぁあっ、やぁっ、!…んんっ、、!!!』



目の前で、火花が散るみたいに、強い感覚が押し寄せてきて。




「…あなた、イったん、? 俺まだやから…、もう少し付き合って、。」



『…えっ、風雅待っ、!…ぁんっ、! っ、、』




イったばかりの身体に降りかかる振動と。



お互いの吐息も、肌がぶつかり合う音も。



その全てが、さらに気分を高めさせて…。




『…っ、ね、風雅…!、もう、、!』



「…ん、俺もっ、イきそうやからっ、!」



『…ふぁっ、、っ、んん、っ、、!』



「っ、、ぁっ、イく…っ、!!」




最奥を突いたのと同時に、2人で一緒に果てた…。










「あなた。…寝ちゃった、か、、。」



事が終わった後。



うっすらとした、意識のなかで…。




「おやすみ、あなた。……大好きやでっ。」




なんて、そう言って。



優しく抱き締めてくれる風雅の温もりを感じながら



私はそのまま、眠りについた。









" 私も大好きだよ、 風雅 "




…なんて、夢の中でそう言いながら。











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