第48話

〔大西流星〕幼馴染なんて(R)
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2020/08/07 13:44



『……だからね!…って、流星今の話ちゃんと聞いてた?笑』



「えっ、?あー、うん!聞いてたで…!」



『絶対嘘やん!もー!ちゃんと聞いといてや~!』




そう言いながら、僕の部屋のベットの上で、ゴロゴロしているのは



幼馴染の、あなた。




『だからね、流星がモテるせいで、幼馴染なんやから紹介してって!って皆私の所に来るの!わざわざ私に言わんで自分で言えばええのに!』




"幼馴染"



あなたとのこの関係を、一体僕がどれだけ辞めたいって、そう願ってきたことか。



別に、あなたのことが嫌いな訳やない。むしろ、その逆。



小さい頃からずーっと、僕はあなたの事が好きやった。



だけど、ダボダボの部屋着で遠慮することも無く、僕の部屋で自由にくつろぐあなたが



僕のことを男として見てくれていないことは、一目瞭然。



それでも今までは、幼馴染だとしても、あなたの近くに居れるなら充分やって



自分に言い聞かせて来たけれど



それも、もう限界やねん。



『りゅう、せい…?』




いくら女の子からモテたって、僕が1番振り向いて欲しい人には、好きになってすら貰えない。



それだけだって、苦しいくらいに辛いのに。



僕やって、男やもん。



好きな女の子と部屋に2人きりで、ましてやそんな無防備で、油断しきった姿を見せられたら



我慢出来るはずがない。




「…ごめんあなた。僕もう、耐えられへん。」



『え、?ちょっ、待っ…!りゅうっ、んっ…!』




そう言って、ベットで横になっていたあなたの上に、跨るようにして



そのまま僕は、あなたの唇にキスをする。




『りゅうせっ、…っ!!』




当然、いきなり僕にキスをされたあなたは驚いた様子で、必死に抵抗しているけれど。



でもごめん、やめてあげられへん。



何度も何度も、角度を変えてあなたにキスをして。



唇を離すのと同時に、僕はあなたが着ている服を捲り上げる。




『ね、やだっ、待って、流星…!!』



「嫌、やないやろ?身体はちゃーんと、反応してるで?」



まだキスしかしてへんのに、顕になったあなたの胸の先端は



つんっと主張していて。



『ぁんっ、んんっ、!』



膨らみを揉んだり、先端を爪で弾いたりしながら、刺激を与えてあげれば



段々と赤くなっていくあなたの頬と



抑えきれずに漏れ出す、あなたの甘い声。



その1つ1つが、僕を刺激して、気持ちを高ぶらせていって。




「そろそろ、こっちも限界やろ?」



『やぁっ、りゅうっ、!あぁっ、ん、!』




下に手を伸ばすと、案の定そこは濡れていて。



ナカに指を入れて動かせば、くちゅくちゅと、いやらしい音が部屋中に響き渡る。



段々と指の数を増やしていって、それと同時に激しく抜き差ししたり



ナカに入れた指を、掻き回すにように動かすと




『流星っ、もう、おかしくなっちゃうからっ…!』



とろんっとした顔で、そう必死に訴えてくるあなた。



でも、あなた。それ、逆効果。




「あなた、まだイっちゃダメやで?僕のでイかせてたるっ。」



『ね、ダメっ、りゅ、せ…、ぁんっ!!』




なんてそう言って、僕は自分のものをあなたにあてがって、一気にナカに射し込んでいく。




「っ、あなたのナカ締まりすぎっ、」



『はぁっ、ぁっ、激し、いっ!』




1回もイっていないせいなのか、あなたのナカに挿れただけでも、僕のをぎゅーっと締めてきて。



その締め付けで、僕も余裕なんて無くなって



自分の思うがままに、腰を振る。




『流星っ、もうきちゃ…っ、!』



「僕も、イきそうや、っ」



どんどんと早くなっていく腰の動きに合わせて、襲ってくる強い快感に



お互い、そろそろ限界で。




『ぁあっ、っ、んんっ…!!』



「っ、ぁっ、イくっっ…!」









「あなた、こっち向いて?」



『やだっ、恥ずかしいもんっ…!』



2人で一緒に果てた後、恥ずかしがってさっきから全然こっちを向いてくれへんあなた。



自分からあんな事をしたとはいえ、やっぱりちょっと寂しくなって



『…っ!流星…っ、!』



「ふふ、やっとこっち向いてくれた。笑」




そっぽを向いているあなたを、後ろから、包み込むようにして、優しく抱きしめると



ようやくこっちを見てくれて。




「ねぇ、あなた。僕な、ずーっと前からあなたのことが好きやった。だから、順番逆になっちゃったけど、僕と付き合ってくれますか?」



『うんっ。私も流星のこと、ずーっと好きやった…!!』




なんてそう言うながら、あなたは俺にぎゅーっと抱きついてきて。




「ぜーったい、幸せにする。」



『うんっ!』



「あなた、大好きやで。」



『私も、大好きっ。』





この日から、幼馴染のあなたは、僕の1番大切で



1番大好きな



"彼女"になった。





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りゅちぇ *+.Happy Birthday.+*





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