第108話

〔浮所飛貴〕放課後(R)
8,153
2020/11/06 10:13



「…じゃあ……、俺ん家、来る…?」








事の発端は、つい1時間前のこと。



いつもなら放課後は決まって、彼氏の飛貴くんと、図書館と勉強をしているはずなんだけど



今日は設備の点検とやらで、図書館を使う事が出来なくて。



そんな時、ふと飛貴くんから言われたその言葉。



断る理由なんて、どこにもないし



そのまま、何とな~くの流れで、飛貴くんのお家におじゃますることになったんやけど、、、




「あなた…??」



『…えっ、!…な、何…?』



「なんかあなた、いつもと様子違うけど…、大丈夫…?」



『う、うんっ…!全然平気…!!』



「…そう?それならいいんだけど!」




なんて、隣をみれば、無邪気の笑顔でそう言ってくる飛貴くんが居て。



それだけだって、私の心臓は充分ってくらいドキドキしているというのに



ましてやここが飛貴くんの部屋なんて…。



……集中、出来るはずがない。



飛貴くんと付き合い初めて、4ヶ月。私にとっては、初めての彼氏で。



手を繋いだり、…キスをしたり。



少しずつだけど、恋人らしい事も出来るようになってきて。



今までデートは、基本的にどこかに遊びに行ってたから、飛貴くんのお家に来るのは、今日が初。



勉強するだけだって、わかってはいるけれど…。



そりゃぁ、お家となれば。



"そーゆー事"だって、意識するわけで…。



『…ひ、飛貴くん…?』



「んー??」



『あのっ、近…っ、、。』



気を紛らわせるように、私が勉強をしていれば



そんな私の隣に、ぴたっとくっついてくる飛貴くん。



「…ダメ、、だった、…?」



『…っ、!!』



私の顔を覗き込むように、そう言われれば



さっきよりも更に距離が近くなるから、余計にドキドキが止まらなくて。



小さく首を横に振りながら、私も飛貴くんのことを見つめ返せば…



「ふふっ、可愛いっ。…じゃあ、こういうのは?」



『えっ、…?っ、!…ひゃっ、!!』



そのまま、床へと押し倒されて。



「今日のあなた、可愛すぎ。俺もう我慢の限界なんだけど…、ダメ…かな、、?」



なんて、優しくそう聞いてくれる飛貴くんの服の袖を、私がぎゅっと、握れば、、、



「大丈夫。優しくするから。」



『…うんっ、、。』



私の不安を取り除くように、そっと。優しいキスをしてくれて。



『……はぁっ、飛貴くっ、!…んっ、、。』



苦しくなって、少し口を開ければ、その隙をついて飛貴くんの舌が入ってきて。



だんだんと、深くなっていくキス。



こんなキスをするのだって、私にとっては初めてで、それだけで頭が真っ白になる。



「可愛いっ。」



『…っ!、ぁっ、…待っ、、んぁっ、!』



唇が離れれば、制服は脱がされて。



露わになった胸の膨らみを揉まれたり、先端を弄ばれれば



自分でも、聞いた事のないような、甘い声が出て。



恥ずかしくなって、手で口を覆うようにして、必死に声を抑えようとしたけれど…



「ダーメ。あなた、ちゃんと声聞かせて?」



なんて、結局それも、飛貴くんによって阻止されて。



「…そろそろ、こっちも。」



『…ぁんっ、!、やっ…、ダメ、、飛貴く、っ、!』



いつの間にか、下の方へと伸びてきていた飛貴くんの手。



そのまま、ナカに入れられた指を、ゆっくりと動かされれば



今までにないくらいの快感が押し寄せてきて。



『…待っ、なんかきちゃ…、、…ぁっ、んんっ!!』



あっという間に、私が絶頂にまで達すれば…




「あなた、俺もそろそろ限界っ。…いい??」



『…うんっ、、。いいよ、。』



ぎゅっと、恋人繋ぎをしてから



ゆっくりと私のナカへと入ってくる、飛貴くんのもの。



「…っ、やばっ、。あなた、動かすな…?」



『…ぁっ、!ふぁっ、、飛貴くん、っ…。』



全部入りきれば、奥を揺さぶるように、腰を動かされて。



『ぁんっ、!…ぁっ、そこ、やぁっ…、、!!』



「…はぁっ、あなた、締めすぎっ、!」



快感を求めて、段々と早くなっていく腰の動き。


おまけに、私の弱い所ばかりを狙って、何度も何度も突かれれば




お互い絶頂までは、そう遠くなくて。




『…飛貴くっ、もう、、っ。』



「俺も、っ…イきそうだからっ、、。」



『…ふぁっ、ぁあっ、!…イ、くっっ、!!』



「…っ、ぁっ、…く、ぅっ、!!」




最後に最奥を突かれたのと同時に、2人で一緒に果てた。









「ねぇ、あなた…?」



『んー??』



上がった息を整えながら、2人でベットに座ってのんびりしていると



そう優しい声で、私の名前を呼ぶ飛貴くん。



なんだろうなって思って、私が飛貴くんの方を見てみれば…



「あなた、大好きっ。」



『…っ!!』



優しい笑顔で、飛貴くんがそう言って。



『私も、飛貴くんのこと、大好きだよっ。』



「ふふっ、うん。知ってる。笑」



なんて、お互いの顔を見合って、幸せを噛み締めしながら、2人で笑い合って。





いつもとはちょっぴり違う、放課後は



飛貴くんとの、"あまーい時間"。






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遅くなってごめんなさい🙇💦

リクエストありがとうございました🍀







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